「SmartWatch 3」はSmartWatch2 SW2の後継機にあたる。Android Wearを搭載しており、Android4.3以降のOSを搭載した端末と連携できる。Xperia以外の端末でも利用できるようになったことや、スマートフォンがなくても単体で利用できるようになった点などが大きな進化点となっている。
画面サイズは1.6型(320×320ピクセル)、ストレージは4Gバイト、バッテリー容量は420mAhで約2日間利用できる。Wi-Fiも内蔵されており、スマートフォン内のデータを高速転送できる。これにより、デバイス単独で映画や音楽を楽しめるようになった。デバイス内で起動できるローカルアプリも対応し、ウォークマンアプリなどソニー用アプリも利用可能。また、従来の加速度センサー、電子コンパスに加え、GPSやジャイロセンサーを搭載した。Lifelogアプリと連携し、より精密なライフログが可能になる。ただし通話はできない。
ディスプレイ部分が取り外せるため、別のバンドに着せ替えて利用できる。バンドの材質はSmart Band Talkと同じで装着感は悪くないが、ほかのAndroid Ware端末同様フェイスは大きめな印象。右サイドに電源キー、背面にUSBの充電端子を備えており、USBケーブルを直接接続できる。
基本的な操作はほかのAndroid Ware搭載デバイスと同じのようで、ボイスコマンドが使えるほか、歩数の測定が可能。
ハードウェアとしては最終段階だが、内部のソフトウェアはまだこれからとのことで、展示会場ではエンターテインメント系の機能は確認できなかった。また、Wi-Fi機能も発売時点では利用できず、今後のアップデートで対応するという。Android Wareのユーザーインタフェースを生かしながら、連携アプリで差別化を図っていく考えのようだ。その実力を十分に発揮できていない状態なので、今後の展開を待ちたい。
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