HTCは、IFA 2014の開催に合わせて9月4日(現地時間)に「HTC Desire 820」を発表した。その実機をHTC Germany GmbHのブースで確認できたので、フォトレビューをお届けしたい。
HTC Desire 820は「Desire 816」の後継機となるミッドレンジのスマートフォン。64ビット対応のオクタコア(8コア)プロセッサ(Qualcomm Snapdragon 615)を搭載しており、バッテリー消費を抑えるために、動作させる機能によってコアを使い分けているという。ディスプレイは5.5型のHD表示(720×1280ピクセル)対応で、HTCスマホではおなじみのフロントステレオスピーカー(HTC BoomSound)も装備する。ネットワークは下り最大150MbpsのLTEに対応しており、地域によってはデュアルSIMバージョンも用意される。
同じく64ビット対応のプロセッサーを搭載した「HTC Desire 510」も発表されているが、Desire 820の方がプロセッサ、ディスプレイ、カメラなどのスペックが高い。
メインカメラはF2.2の1300万画素CMOSカメラを搭載。インには800万という高画素はカメラを搭載しており、顔写真の合成や、リアルタイムのメイクアップ、4枚連写のあと自動的にコラージュができあがる「Photo booth」など、自分撮りを楽しめる機能も豊富に用意している。
HTCの最新ソフトウェアが採用されており、多くの部分で、日本で発売されている「HTC J butterfly HTL23」と共通するUIを確認できた。
ブースで用意されていたのはホワイトの1台のみ。Desire 820は展示されておらず、担当者が随時1台の実機を見せる形で紹介されていた。ボディカラーについてはどの国向けにデザインされたものかは不明とのこと。HTC Desire 820は今秋にグローバルで発売される予定だ。


Desire 820のロック画面(写真=左)とホーム画面。SNSやニュースなどの情報をまとめて表示できる「HTC BlinkFeed」も利用可能(写真=中)。背面は非常にシンプルなデザインで、左上にカメラとフォトライト、中央にHTCロゴがあるのみ(写真=右)このほか、ブースには「HTC one」「HTC Desire 510」「HTC one mini 2」「HTC Desire 610」「HTC Desire 816」などが展示されていたほか、同社がスポンサーを務めるUEFA CHAMPIONS LEAGUEの優勝カップも展示。来場者が記念撮影を楽しんでいた。
| 機種名 | Desire 820 |
|---|---|
| メーカー | HTC |
| OS | Android(バージョン不明) |
| プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 615/オクタコア(1.5GHz+1.0GHz) |
| メインメモリ | 2Gバイト |
| ストレージ | 16Gバイト |
| 外部メモリ | microSDXC(最大128Gバイト) |
| ディスプレイ | 約5.5型HD 液晶 |
| 解像度 | 720×1280ピクセル |
| 連続通話時間 | 約1335分(3G) |
| 連続待受時間 | 約424(3G) |
| バッテリー容量 | 2600mAh |
| メインカメラ | 有効約1300万画素CMOS |
| インカメラ | 有効約800万画素CMOS |
| ボディカラー | 4色 |
| サイズ | 約78.74(幅)×157.7(高さ)×7.74(奥行き)ミリ |
| 重量 | 約155グラム |
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