MVNO各社、「光コラボ」提供開始!その理由と選び方のコツ:SIM通

» 2015年02月20日 10時55分 公開
[SIM通]
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 2月に入り、MVNO各社が光による固定ブロードバンドサービスを開始したことが大きな話題となっています。U-NEXTやビッグローブが2月1日より光ブロードバンドサービスを開始したのを皮切りに、NTTコミュニケーションズも「OCN 光」を2月5日より開始しました。インターネットイニシアティブ(IIJ)も「IIJmioひかり」を3月からと発表するなど、昨年のMVNO参入ラッシュを思い起こすような状態が続いています。

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 しかし、自社で全国的に光回線を敷設しているのはNTTグループぐらいで、固定ブロードバンドサービスは敷居が高く参入するのが難しいというがこれまでの定説でした。それが突然、比較的規模の小さいMVNOが、全国的に光ブロードバンドサービスを提供できるようになった背景には、NTTグループの変化が大きく影響しています。

 NTTグループのNTT東日本・NTT西日本(以下、NTT東西)は従来、光ブロードバンドサービス「フレッツ光」を自社で展開していました。しかし、最近ではモバイル回線の高速化やスマートフォンの浸透などに押され、契約数が伸び悩んでいます。そこで光回線の販路を広げて契約を拡大するべく、NTTは昨年5月、NTT東西の光回線サービスを幅広い事業者に対して卸売する「光コラボレーションモデル」を発表しました。

 光コラボレーションモデルの提供に至った背景にはもう1つ、NTTドコモのシェア挽回のため、NTTドコモのモバイル回線と、NTT東西の光ブロードバンドサービスとのセット契約による、いわゆる“セット割”を実現する狙いもあったようです。固定・モバイル共にシェアの大きいNTTグループは、電気通信事業者法によってさまざまな規制を受けており、そのためNTTドコモとNTT東西が独占的に提携してサービス提供することはできません。

 しかし、NTTドコモがNTT東西から他社と同じ条件で光回線サービスの卸を受け、自社でサービスを提供する分には、規制の影響を受けることなくセット割も実現できます。そうしたことから、NTT東西は光コラボレーションモデルの実現に至ったのではないか?という見方もあるようです。

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 いずれにせよ、NTT東西が光コラボレーションモデルを発表したことで、NTTドコモだけでなく他の事業者にも、NTT東西の卸を受けて光ブロードバンドサービスが提供できるチャンスが生まれたのは確か。今年に入って、ようやく光コラボレーションモデルが総務省の認可を得てサービス開始の目途が立ったことから、多くの事業者が一斉に光ブロードバンドサービスの開始を打ち出したわけです。

 しかし、ユーザーとしては、新たにスタートした各社の光ブロードバンドサービスのうちどれを選んだらよいのか、あるいは現在の固定ブロードバンドサービスから切り替えた方がいいのか、悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。

 サービスを選ぶ上で考慮してほしい要素は大きく分けて2つ。“セット割”と“フレッツ光”です。

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 NTTドコモだけでなく、MVNOも今回の光ブロードバンドサービス開始に合わせ、モバイルとの同時契約による“セット割”を提供しています。例えばNTTコミュニケーションズの「OCN 光」では、「OCNモバイル ONE」との同時契約によって、モバイル側が1回線当たり200円の割引が受けられます。また、IIJの「IIJmioひかり」の場合、「IIJmio高速モバイル/Dサービス」との同時契約により、回線数を問わず固定側が月額600円割引となります。

 もし、現在契約しているモバイル回線の事業者が光ブロードバンドサービスを提供しているなら、まずはその事業者のサービスを選ぶのがおすすめです。サービスを提供していないようであれば、モバイル側のサービスを他社に乗り換えるというのも手です。

 2つ目の“フレッツ光”については、既に自宅にフレッツ光を引いている場合、現在の機器をそのまま用いたままサービスを切り替える“転用”が可能になります。転用であれば高額な工事費用を支払う必要がないので、既にフレッツ光を契約している人は新しい光ブロードバンドサービスに切り替えた方が、セット割などで現在よりお得に利用できる可能性が高まります。

 最近ではモバイルでも動画など大容量コンテンツ利用が増えた一方で、モバイルのデータ通信サービスは上限が定められていることが多く、さまざまな規制に引っ掛かるケースが増えています。これにより今後は特に、自宅でスマートフォンを使うときは光ブロードバンドサービスを使いたいという需要が一層高まるのではないでしょうか。まだ光を契約していない人は、これを機に導入を検討してみてもいいかもしれません。

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