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» 2015年03月06日 22時00分 公開

海外プリペイドSIM導入マニュアル――意外とSIMが買いにくい「ギリシャ・アテネ2015年」編スリとつながらないLTEにご注意を(2/2 ページ)

[山根康宏,ITmedia]
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WINDでは5Gバイトタイプを購入

 ノートPCなどからの大容量通信を考え、WINDではルーターなどで使えるデータ専用SIMを購入してみた。WINDも複数のプリペイドSIMを販売しているが、データ用は大容量のものがあるので便利だ。5Gバイト/30日のプリペイドSIMが17ユーロ(約2280円)。なおNano SIMは提供されておらず、1度契約後、5ユーロ(約670円)で交換が必要となる。だが今回はSIMカッターでNanoサイズに切り取ったものを渡してくれたので変更料金は不要だった。

photo WINDの店舗
photo スマートフォン用にブランドを付けたプリペイドSIMも販売。500Mバイト程度の利用なら安い

 WINDのSIMもパスポート提示後、店員によるユーザー登録作業が行われ、SIMを受け取ると即座に利用できた。WINDもプリペイドSIMではLTEが利用できないのは残念だ。なおWINDのSIMは、こうした店舗の他に大手量販店のPublicでも購入できる。PublicではSIMフリースマートフォンの種類も豊富なので、端末も買いたい場合はこちらに行くのも良いかもしれない。

 WINDのSIMも購入後の管理は電話をかけて行う。「1268」にかけたあと、「3」を押すと英語に切り替わり、そのあと「1」を押すと残高のアナウンスに引き続き、残高のチャージを促される。追加チャージはVodafone同様、売店や事業者店舗でカードを買えばオーケーだ。通信速度はVodfoneよりも落ち、上りはスピードチェックの途中でことごとく計測が止まってしまった。快適さを求めるのならばVodafoneのほうがよいかもしれない。なおデータ通信の設定は以下の通り。

  • APN:gint.b-online.gr
  • ユーザー名:なし
  • パスワード:なし
photo 購入したWINDのSIM。カッターでNano SIMサイズにしてくれた
photo 量販店のPublicでもWINDのプリペイドSIMを扱っている
photo スピードは上り、下りともVodafoneより劣る
photo 郵便局内の自動販売機にチャージ用のカードが売られていた。ただし自販機は故障中

 アテネでは空港でSIMが買えないので、ホテルに到着してから付近で通信事業者の店を探して購入することになる。ところがWINDとCosmoteの店はグーグルマップで検索しても結果がうまく出てこず、両社のWebページで確認する必要があった。一方Vodafoneはきちんと検索できる。アテネはひとまずシンタグマ広場に向かい、そこにあるVodafoneかWindで購入するのが良さそうだ。

photo

山根康宏:香港在住の携帯電話研究家。一企業の香港駐在員時代に海外携帯電話に興味を持ち、2003年に独立。アジアを中心とした海外の携帯電話市場の状況や海外から見た日本の携帯電話市場についてなど、海外の視点からコラムや記事を日本のメディアに執筆するほか、コンサルティング活動も行う。携帯/SIMカードコレクターとしても知られ、所有する海外端末数は1100台以上(2013年5月時点)。

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