ソフトバンクモバイルは6月26日、シャープ製のAndroidスマートフォン「AQUOS Xx」を発売する。2014年5月に発売した「AQUOS Xx 304SH」の後継機で、約5.7型のフルHDディスプレイを搭載する。OSはAndroid 5.0で、CPUは2.0GHz+1.5GHzのオクタコアを採用している。通信方式は、国内では「SoftBank 4G LTE」(FD-LTE)と、「SoftBank 4G」(AXGP)の両方に対応し、いずれもキャリアアグリゲーションにも対応する(FD-LTEエリアでは下り最大187.5Mbps、AXGPエリアでは下り最大165Mbps)。
従来、ソフトバンクのスマートフォンは型番も含めて機種名としてきたが、2014年秋以降に発売されたモデルから、型番を機種名に含めなくなった。また、ソフトバンクのロゴも原則として刻印されなくなった。新型「AQUOS Xx」も例外ではなく、型番やソフトバンクロゴは記されていない。
AQUOS Xxの最大の特徴は、3辺狭額縁デザイン「EDGEST」を採用することで、約5.7型の大画面ながら、無理なく操作できるサイズ感を両立していることだ。AQUOS Xxの本体サイズは約79(幅)×146(高さ)×8.7(厚さ)ミリで、重さは約168グラム。5.5型画面を持つ「iPhone 6 Plus」が、77.8(幅)×158.1(高さ)×7.1ミリ(厚さ)で、重さが約172グラムであることと比較すると、AQUOS XxはiPhone 6 Plusよりも広い画面を搭載しつつ、横幅は同じくらいで、縦に短く、4グラムほど軽い、ということになる。「画面サイズは5.7型だが、本体サイズは5.5型クラス」というのがAQUOS Xx、というわけだ。
ディスプレイには、従来の「PureLED(ピュアレッド)」を進化させた「S-PureLED(エスピュアレッド)」という技術を搭載している。新開発のバックライトとカラーフィルターを組み合わせたもので、従来から強みとしていた赤の表現力に加えて、青や緑も、より鮮やかに表示されるようになった。写真や映像を見るときはもちろん、カメラ使用時にも被写体が鮮やかに表示されて、使用感の向上にもつながっている印象だ。
続いて、ボディの特徴を見ていこう。前面には、ディスプレイの下に有効210万画素のインカメラがある。左側面にはUSBコネクターを備え、キャップレス防水構造になっている。右側面には、電源・ロックボタンと音量調節キーがある。本体上部には、microSDとnanoSIMのスロットとイヤフォンジャックが、下部にスピーカーと通話用マイクがある。
両側面には「グリップマジック」用のセンサーも備えている。グリップマジックは、にぎると画面がオンになったり、着信音量が小さくなったりするなど、“さりげなく”使い勝手を高めてくれるシャープ独自の便利機能だ。前モデルの「AQUOS Xx 304SH」では、金属フレームのためにグリップマジックに対応していなかったが、新型AQUOS Xxでは、センサー部の素材を変えることで、金属フレームとグリップマジックの両立を実現し、それがデザイン面でのアクセントにもなっている。
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