次期iPhoneはどうなる?! 海外ニュースサイトのウワサを拾い読み!サイズも比較

» 2015年07月21日 17時49分 公開
[杉本純ITmedia]

 今年もこの時期がやってまいりました。夏といえばそう! 次期iPhoneのうわさ話が飛び交う季節です。

 AppleのCEOがスティーブ・ジョブズ氏からティム・クック氏に変わってからというもの、リーク情報が増えた気がするのは気のせいでしょうか? おかげでここ数年の新製品発表会でほとんど驚きを感じなくなってしまいましたが、それもiPhone人気の裏返しといえるでしょう。海外のサイトが報じる現時点のうわさを元に、この秋登場と目される次期iPhoneを予想してみます。

ネーミング

 Appleは2008年に発売されたiPhone 3Gより、偶数年は新番号、奇数年は番号+sというネーミングを継承しています。このルールにのっとれば、2015年発売のモデルは「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」になると予想できます。そんな中、「MacWorld UK」は次期iPhoneが「iPhone 7」になるという説を載せていますが、今のところ少数派の意見です。

photo 次期iPhoneの名称が「iPhone 7」になると報道したMacWorld UK

外観

 上記のネーミングスキームに合わせ、iPhoneは2年ごとにケースの変更を行っています。その例に従えば、iPhone 6s(予想)は現行のiPhone 6/6 Plusとほぼ同じ外観になるでしょう。Apple関連のうわさサイトの雄「9to5 Mac」が、内部筋からのリークとして、「iPhone 6s」のケース写真を掲載しています。

photo サプライチェーンから入手したとされる「iPhone 6s」のケース写真。デザインの変更はほとんど見られない

 これらの写真から、うわさされていたデュアルレンズカメラは今回は無いだろうと言われています。また、サイズも変更も無視できる範囲に収まる模様。同じく9to5 Macでは、ケースメーカーから入手したとする設計図も掲載しています。

photo 奥行き7.13ミリ、高さ138.3ミリ、幅67.1ミリという記載が

 このiPhone 6sとされるサイズを、現行のiPhone 6と比較するとこんな感じです。

製品名 iPhone 6 “iPhone 6s” 差分
高さ 138.1ミリ 138.3ミリ +0.2ミリ
67ミリ 67.1ミリ +0.1ミリ
奥行き 6.9ミリ 7.13ミリ +0.23ミリ

 それぞれわずかに増加していますが、無視できるレベルでしょう。厚さが増したのは後述するForce Touchディスプレイを搭載するためと言われています。

 9to5 Macと並ぶ定番うわさサイトのAppleInsiderでは新色の登場を予想。色はローズゴールドで、これはApple Watch Editionにあるカラーでもあります。現在あるゴールドも、Apple Watchに合わせイエローゴールドに近くなるという説もあります。

スペック

 AppleInsiderでは「変更点はほとんど内部的なもの」とし、予想されるスペックを羅列しています。

photo AppleInsiderによるスペック情報

 上記記事を元に、現行のiPhone 6と比較してみました。

製品名 iPhone 6 “iPhone 6s”
プロセッサ A8 A9
メインメモリ 1Gバイト 2Gバイト
ストレージ 16Gバイト/64Gバイト/128Gバイト
LTE通信速度 最大150Mbps 最大300Mbps
メインカメラ 800万画素 1200万画素
ビデオ撮影 1080p 4K
フロントカメラ 120万画素 500万画素

 メインメモリの増強は長年望まれていたので事実なら嬉しいですね!

Force Touch

 Force Touch(感圧タッチ)はApple Watchでお披露目されたテクノロジーで、最新のMacBookとMacBook Proにも搭載されています。指でタッチする際にその強さを認識し、強さに応じて挙動を変えることができます。例えば、ムービープレイヤーの早送りボタンを押す強さによって進めるスピードを調整できたりします。iPhoneへのForce Touchの搭載はBloombergが2013年の時点で予想しており、今ではWall Street Journalなど多くのサイトが確度の高い情報として報じています。

発売時期

 さて、気になる発売時期ですが、英国のニュースサイトmobile newsが興味深い記事を掲載していました。

 世界的な大手キャリアであるVodafoneの社内メールがリークされ、「次期iPhoneの発売は9月25日から」と記載があったそうです。予約受付は1週間前の9月18日から。

 本当のところはフタを開けるまで分かりませんが、例年通りであれば、9月中、遅くとも10月という可能性が高いでしょう。

 Wall Street Journalは次期iPhoneについて、Appleが年内に8500万〜9000万台規模での生産を希望しているようだと報じています。これは2014年に販売されたiPhone 6/6 Plusのさらに1割増しの数字です。Android市場ではミドルレンジ、ローエンドにボリュームマーケットが移りつつありますが、Appleはただ1人、悠々とハイエンド市場を謳歌しているようです。

 これらの情報にはライバルを錯乱させたり、“観測気球”としての「意図的なリーク」が含まれている可能性も大いにあります。果たしてこれらの情報は事実なのか、壮大な“釣り”なのか。新製品の発表前から私たちを楽しませてくれるのは、さすがAppleといえるでしょう。

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