格安SIMをいざ選ぼうとしても通信速度などの品質が各MVNOによってまちまちなので、「何がいいのか分からない」のが正直なところ。
そこでおすすめしたいのが、「プリペイドSIM」を使うことでサービスの通信速度や品質を事前確認するという方法です。
プリペイドSIMは、設定された通信量まで利用できる使いきりタイプのSIMカードです。手軽にスタートできて、最低利用期間などもありません。MVNOによってはチャージに対応しており、容量を追加できるカードやSIMカードはそのままで月額プランに移行できるものもあります。サービスや通信速度が気に入らなければ、通信料を使いきったあとに別のMVNOへ乗り換えるのも手軽なのがメリットです。代表的なプリペイドSIMサービスをいくつか紹介します。
OCN モバイル ONEの「期間型 50MB/日 20日間 初回SIMパッケージ」は1日あたり50MBの高速通信が20日間利用可能で、価格は2,800円。サービスプランも変更できるので、気に入った場合は月額プランにすることもできます。その場合、新たにSIMパッケージ代金がかからないのが魅力といえます。OCN モバイル ONEではこの他にも容量型やコンビニ販売のプリペイドSIMなどを取り扱っています。
音声通話機能付きSIM「みおふぉん」を提供しているIIJmioのプリペイドカードは、2GBの通信ができて利用期限は3カ月間。これだけの容量と期間があれば、通信速度やエリアの確認など総合的な使用感を十分に確認できます。また、月額プランへの変更に対応しているほか、割高になりますがクーポンでの追加チャージも利用できます。価格は3,791円です。
プリペイドは容量が少ないものと思われがちですが、そんなことはありません。BIGLOBEの「BIGLOBE NINJA SIM」のラインアップの中には、7GBという大容量のプリペイドがあります。価格は7,300円と高めですが、動画視聴なども含めて大容量をしっかり試すことができます。クーポンでの追加チャージにも対応しています。
「mineoプリペイドパック」は、エリアや使用感のチェックという意味では最もニーズが高いのではないでしょうか。mineoが提供しており、au回線使用のMVNOでは唯一のプリペイドSIMサービスです。au系の特徴としてデータ通信はau 4G LTEサービスエリアのみという制限があるので、契約を検討しているならあらかじめプリペイドで使い勝手を確認しておくのは有効でしょう。価格は3,200円でデータ通信量は1GB、期限は最大2カ月間。気に入ったら月額プランへの変更も可能です。
プリペイドのエントリープランは約3,000〜4,000円。そのまま月額プランへ移行できるサービスならSIMのパッケージ代金に少額の上乗せで済ませることができます。
以上、4社のプリペイドSIMを紹介しました。
格安SIMが気になりつつも迷っているのなら、まずはプリペイドからはじめてはいかがでしょうか。
※価格はすべて税抜き。
(文:keisuke)
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