2015年前半の要注目SIMフリースマホを徹底比較――スタミナ&ベンチマークテスト編最新スマートフォン徹底比較(2/2 ページ)

» 2015年08月21日 06時00分 公開
[島徹ITmedia]
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ベンチマーク性能はAndroid 5.0搭載モデルが有利

 ベンチマークテストは、CPUや実際のアプリ動作、グラフィックスなどの性能を総合的に評価する「AnTuTu Benchmark(バージョン5.7.1)」を利用した。64ビット機には64ビット版を追加インストールしている。今回の機種では8月18日時点でP8liteのみ64ビットに対応している。測定は連続3回行い、平均値を比較した。

 ドコモやau、ソフトバンクの2015年夏モデルのスマートフォンについても同様のテストを別の記事で実施しているので、比較してみてみるのもいいだろう。

 6機種中でスコアが高かったのはZenFone2で、このほかhonor6 PlusとXperia J1 Compactが続く。いずれも4万点台で、ドコモ、au、ソフトバンクの夏モデルと比較すると、Xperia A4などミドルクラスの製品に相当する。

 P8liteとg03が3万点台で同等のスコア、S301は2万点台だった。とはいえ、少し前まで人気を博していたZenFone 5が2万点台のスコアで快適に使えていたように、P8liteやg03、S301のいずれも多くのアプリや処理を同時に実行しない限り、操作が遅いと感じることはなかった。

 もう少し詳しく見ていくと、プロセッサの最大性能の指標となる「CPU:整数演算」はhonor6 Plusが5472、P8liteが5303、ZenFone 2の4528を超えている。だが、実際のアプリの実行速度の指標となる「UX:Dalvik」では、アプリの実行に必要なランタイムがAndroid 4.0系の「Dalvik」よりもAndroid 5.0系の「ART」が高速なことも影響し、Android 5.0系を搭載したZenFone 2とP8lite、g03の3機種がトップ3を占めた。

 特に、honor6 PlusやXperia J1 Compactは「CPU:整数演算」の数値のわりに「UX:Dalvik」のスコアが低い傾向にある。Adnroid5.0系へのアップグレードによる改善を望みたいところだ。

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「AnTuTu Benchmark」の測定数値
機種名 合計 UX:マルチタスク UX:Dalvik CPU:整数演算 CPU:浮動小数点演算 CPU:single-thread-itneger CPU:single-thread floar-point
ZenFone 2 47280 6091 4137 4528 4570 2093 2416
honor6 Plus 43938 6320 2208 5472 4912 2234 2106
P8lite 35099 4146 2783 5303 4147 1207 981
g03(ZTE Blade S) 34043 3797 2929 2994 2796 1544 1478
S301 21277 3342 1405 1838 1896 1240 1183
Xperia J1 Compact 41435 6050 2134 3194 3155 2472 2201

機種名 合計 RAM:演算能力 RAM:速度 GPU:2Dグラフィックス GPU:3Dグラフィックス IO:ストレージのI/O IO:データベースのI/O
ZenFone 2 47280 3231 2972 1642 13385 1514 702
honor6 Plus 43938 3201 2421 1659 10698 2045 663
P8lite 35099 2174 1816 1656 8778 1433 677
g03(ZTE Blade S) 34043 2229 2064 1650 10190 1719 653
S301 21277 1547 1511 1168 4497 1004 645
Xperia J1 Compact 41435 1903 2151 1622 14469 1429 655

 3D性能については「3D Mark(バージョン1.5.3263)」で「Ice Storm Unlimited(バージョン1.2)」の総合スコアのみを記録した。

 結果はAntutuの「GPU:3Dグラフィックス」と大きくは変わらず、ZenFone 2とXperia J1 Compactについで、honor6 Plusのスコアが高い。3万円台の低価格モデルではg03のスコアが高かった。

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 性能面ではハイエンドのZenFone 2とhonor6 Plus、Xperia J1 Compactがスタミナとプロセッサ性能どちらも上位のスコアをたたき出していた。

 大画面モデルでは、ZenFone 2が通常のアプリや3Dゲームの実行、充電速度が優秀で、honor6 Plusはバッテリー容量が大きく電池持ちがいい。ただ、今後honor6 PlusにAndroid 5.0系のアップグレードがあればアプリの実行など総合ベンチマークに関してZenFone 2を追い越す可能性もあるだけに、期待したいところだ。

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