iPhone 6 Plusとも比較――SIMフリースマホ「honor6 Plus」の実力を全方位チェック(1/3 ページ)

» 2015年07月21日 12時52分 公開
[島徹ITmedia]

 Huaweiから、800万画素CMOS×2のダブルレンズカメラと5.5型の大型ディスプレイを搭載した「honor6 Plus」が発売された。SIMロックフリーのAndroid 4.4搭載スマートフォンだが、販売は同社が楽天市場で展開するVモールと、MVNOの「楽天モバイル」のみの取り扱いとなる。気になる性能や、デジタル一眼ふうの撮影機能などを、ほぼ同サイズの「iPhone 6 Plus」との比較を交えながらチェックしていこう。

photophoto 「honor6 Plus」は5.5型のIPS-NEO液晶と衝撃に強いGorillaガラス3を搭載。ファブレットに近い大型モデルで、両手操作が前提となる(写真=左)。同じ5.5型ながら、「iPhone 6 Plus」の方がやや大きい(写真=右)
photophoto honor6 Plusのパッケージ

ジャパンディスプレイ製の色鮮やかな5.5型液晶を採用

 本機は5.5型の大画面ディスプレイや製品名など、iPhone 6 Plusへのライバル意識が垣間見える製品だ。だが、実際に端末を手にしてみると、滑らかな触感のメタルフレームや見る角度によって輝きが変わるクリアパネルなど、iPhone 6 Plusとはまた違った触感や見た目の変化を楽しめる、密度の高いデザインになっている。

 液晶ディスプレイはJDI(ジャパンディスプレイ)製のIPS-NEO液晶を採用。国内で販売されている多くのSIMロックフリースマホと比べると、赤や緑の発色が鮮やかで黒の締まりもいい。コントラストが高く、ネット動画もはっきりとした色で視聴できるのは好印象だ。

photophoto honor6 PlusとiPhone 6 Plusを並べると、honor6 Plusの方が縦にやや短い。背面はダブルレンズとクリアパネルのパターンが特徴的。honor6 Plusのスピーカーは左下に搭載している
photo honor6 Plusは厚さ7.5ミリで、iPhone 6 Plusの7.1ミリよりもやや厚い。Micro USB端子は下部にある

 SIMカードスロットは、microSIMスロットと、nanoSIMとmicroSD兼用スロットのデュアルSIM仕様。ただし、国内でLTEと3Gの通話と通信を利用できるのは片方のSIMスロットのみで、もう片方は海外の2G専用となる。このため、国内では実質1スロットしか利用できない。

photophoto ストレージ容量が必要な人は、microSIMとmicroSDの組み合わせがオススメだ(写真=左)。nanoSIMとmicroSD兼用スロットにnanoSIMを挿入。microSDは使えなくなるが、SIMの使い回しが多い人には便利(写真=右)
photo LTEと3Gを利用できるのは、microSIMとnanoSIMどちらか片方のみ。設定画面からどちらを利用するか指定できる

性能はハイエンドスマホ級――8コアCPUを搭載

 スペックについても見ていこう。CPUにはHiSilicon製の8コアCPU(1.8GHz+1.3GHz)「Kirin 925」を搭載する。CPU自体は2014年12月に発売された「Ascend Mate7」と同じだが、メインメモリはより大容量の3Gバイト(スペック値)を確保している。

honor6 PlusとiPhone 6 Plusのスペック
honor6 Plus iPhone 6 Plus
OS Android 4.4 iOS 8.4
ディスプレイ 約5.5型IPS液晶 5.5型IPS液晶
解像度 1080×1920ピクセル 1080×1920ピクセル
プロセッサ HiSilicon Kirin 925 /ARM Cortex-A15(1.8Ghz)+Cortex-A7(1.3GHz)8コア 64ビットA8チップ(1.4GHz)2コア
メインメモリ 3Gバイト 1Gバイト
ストレージ 32Gバイト 16/64/128Gバイト
外部メモリ microSDXC(最大128Gバイト) なし
メインカメラ 有効約800万画素CMOS×2 8メガピクセル
インカメラ 有効約800万画素CMOS 1.2メガピクセル
バッテリー容量 3600mAh 2915mAh
444時間 384時間
サイズ 約75.7(幅)×150(高さ)×7.5(奥行き)ミリ 約77.8(幅)×158.1(高さ)×7.1(奥行き)ミリ
重量 約165グラム 172グラム
価格(税込) 4万9464円 10万6704円(16GB、SIMフリー)〜
※2015年7月21日時点のもの。

 とはいえ、国内では採用例の少ないプロセッサなのでどの程度の性能かは想像しにくい。そこで、実際にCPU性能を中心にテストする「Geekbench 3」と、CPUとGPUによる総合グラフィックス性能を計測する「3DMark」でベンチマークテストを実施した。同じAndroid OSのスマホとして、サイズは異なるが2014年冬モデルの「Xperia Z3 Compact SO-02G」と、2015年の春夏モデル「Galaxy S6 edge(SCV31)」の結果も掲載している。

photophotophoto Geekbench 3、3Dmarkの結果(写真=左、中)。Androidでは定番のベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark」の計測結果(写真=右)も掲載する
ベンチマークテストの結果
honor6 Plus iPhone 6 Plus(ドコモ) Galaxy S6 edge(SCV31) Xperia Z3 Compact SO-02G
Android 4.4 iOS8 Android 5.0 Android 4.4
プロセッサ Kirin 925/1.8GHz+1.3GHz 8コア A8/1.4GHz 2コア EXYNOS7420/2.1GHz+1.5GHz 8コア Snapdragon 801(MSM8974AC)/2.5GHz 4コア
メインメモリ 3Gバイト 1Gバイト 3Gバイト 2Gバイト
Geekbench 3(Multi) 3259 2917 4989 2793
3DMark(Ice Storm Unlimited)" 14209 18005 24825 18165

 Geekbench 3の結果に限れば、最新のGalaxy S6 edgeにはかなわないものの、ハイエンドスマホとしては高速な部類に入るといっていいだろう。一方、3DMarkについてはふるわない結果となっている。とはいえ、「FINAL FANTASY III」や「グランド・セフト・オート・サンアンドレアス」などの3Dゲームを試したところ、どれも快適に動作した。もちろん、ホーム画面の操作やアプリの切り替えも高速だ。性能面で不便さを感じる点はほぼないだろう。

 起動時のメインメモリ空き容量は約2Gバイト、ストレージも25Gバイト以上の空きがあり、いずれも余裕がある。

photophoto メモリは本体を再起動後(写真=左)。内蔵ストレージはプリインストールアプリを最新ものに更新した状態(写真=右)

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