まもなく配信!――「iOS 9」で進化したポイントをおさらい(2/2 ページ)

» 2015年09月16日 19時30分 公開
[田中聡ITmedia]
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ユーザーの行動を先読みして提案してくれる

 過去の行動履歴をもとに、Spotlightでは最近連絡を取った人や、ユーザーが興味を持ちそうなアプリ、今いる場所で話題になっているニュースなどを提案してくれる。

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 よく使うアプリや、それを使う時刻をもとに、次にしたいと思われることも提案してくれる。例えば、車の中でiPhoneをBluetooth接続すると、車での帰宅時によく聴くプレイリストを提案する、Eメールのメッセージやカレンダーの出席依頼に誰かを加えると、その人と一緒にいつも加える人を提案する、知らない番号から電話がかかってきても、その番号が過去のEメールの中にある場合は電話相手を推測して知らせてくれる……といったものだ。

photo フライト情報やディナーの予約情報が書かれたEメールを受け取ると、提案されたイベントを自動でカレンダーに登録する、知らない人からの電話番号を推測する、といったことが可能になる

バッテリーが長持ちする

 iOS 9ではOSやアプリに手を加えることで、バッテリーの使用効率が向上し、連続使用時間が1時間長くなるという。例えば、環境光センサーと近接センサーにより、iPhoneの画面を下にして置くとそれを認識し、通知を受け取っても画面が点灯することはない。バッテリーを長持ちさせる新たな低電力モードも用意する。

アップデートファイルサイズを軽量化

 より多くのユーザーに端末からアップデートをしてもらえるよう、アップデート用のファイル容量をiOS 8の4.58Gバイトから1.3Gバイトに軽量化する。

よりサクサク操作できるように

 iOS 9のアプリは、グラフィックスAPI「Metal」を最大限に活用でき、CPUとGPUをより効率的に使用できるようになる。Eメール、メッセージ、Webページ、PDFのレンダリングもさらに高速になり、iPad上でのマルチタスキング機能もなめらかで自然な感覚になるという。

セキュリティがより強固に

 Touch IDを有効にしたiPhoneとiPad上で使えるパスコードが、初期状態の4桁から6桁に変わる。従来の1万通りの組み合わせが100万通りに増え、より強固にiPhoneの個人情報を守れる。

 ほかのiOSデバイスを新たに使う場合、もう一方のiOSデバイスに認証コードを表示させる2段階認証も導入した。認証コードを入力しないとiPhoneへのアクセスはできなくなる。

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 iOS 9の新機能は国によって利用できる機能と利用できない機能がある。詳細はAppleのWebサイトを参照してほしい。

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