デザインにも力を入れた。BMWのグループ企業「Design works」と共同開発し、スポーツカーをモチーフにしたという滑らかな曲線を取り入れて、手にフィットしやすい形状に仕上げた。背面は強度が高く耐腐食性のある「6000番台」のアルミ合金で構成。ディスプレイにはキズの付きにくい「Corning Gorilla Glass 4」を採用した。
アウトカメラはAXON 7がF1.8の2000万画素CMOSで、光学式手ブレ補正に対応している。AXON 7 miniはF1.9の1600万画素CMOSで、手ブレ補正は電子式となっている。インカメラは2機種とも800万画素CMOSでF2.2。
プロセッサはAXON 7はハイエンドの「Snapdragon 820」、AXON 7 miniがミッドレンジの「Snapdragon 617」を採用。内蔵ストレージ/メインメモリはAXON 7が64GB/4GB、AXON 7 miniが32GB/3GBという違いがある。外部接続端子は2機種ともUSB Type-Cで、AXON 7は急速充電の最新規格である「Quick Charge 3.0」に対応する(miniは2.0)。
AXON 7/7 miniはLTE/3Gのデュアル待受(DSDS)をサポートしているが、片方のスロットはmicroSDと兼用する形。通信速度は下り最大300Mbps、上り最大50Mbpsで、複数の周波数帯を束ねて高速化を図るキャリアアグリゲーションにも対応している。
なお、KDDI回線のSIMカードは利用できない。「ZenFone 3」や「IDOL4」「SHINE LITE」などau VoLTE対応のSIMロックフリースマホが増えているだけに、ここは残念な点だ。
AXON 7は、GoogleのVR向けプラットフォーム「Daydream」への対応も予定しており、荒井氏によると、2016年度第4四半期での対応を目指しているという。またDaydreamの対応はAndroid 7.0からなので、7.0へのバージョンアップも「お約束はできないが」(荒井氏)、第4四半期での対応を予定しているとのこと。VRコンテンツを利用できるヘッドセットの日本市場への導入も「検討はしている」(同氏)そうで、発表会場ではヘッドセットの試作機が展示されていた。
機種名 | AXON 7 | AXON 7 mini |
---|---|---|
メーカー | ZTE | |
OS | Android 6.0 | |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 820 MSM8996/2.15GHz 4コア | Qualcomm Snapdragon 617 MSM8952/1.5Hz 4コア+1.2GHz 4コア |
メインメモリ | 4GB | 3GB |
ストレージ | 64GB | 32GB |
外部メモリ | microSDXC | |
ディスプレイ | 約5.5型WQHD 有機EL | 約5.2型フルHD 有機EL |
解像度 | 1440×2560ピクセル | 1080×1920ピクセル |
連続通話時間 | 約800分(3G) | 約1200分(3G) |
連続待受時間 | 約300時間(3G) | 約300時間(3G) |
バッテリー容量 | 3250mAh | 2700mAh |
アウトカメラ | 有効約2000万画素CMOS | 有効約1600万画素CMOS |
インカメラ | 有効約800万画素CMOS | |
ボディーカラー | イオンゴールド、クォーツグレー | |
サイズ | 約75(幅)×151.7(高さ)×7.9(奥行き)mm | 約71(幅)×147.5(高さ)×7.8(奥行き)mm |
重量 | 約175g | 約153g |
対応バンド | FDD-LTE:Band 1、3、8、19、28 TD-LTE:Band 41 3G:Band1、6、8、19 |
|
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.