アルカテル、VRゴーグル付のSIMフリースマホ「IDOL 4」などを発表SIM通

» 2016年11月02日 06時00分 公開
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 アルカテル(Alcatel)ブランドでSIMフリースマートフォンを提供しているTCLコミュニケーションは10月12日、新しいスマートフォン「IDOL 4」と「SHINE LITE」の2機種を日本で発売することを発表。都内でその発表会が開催されました。

「IDOL 4」と「SHINE LITE」の2機種を日本で発売

 TCLコミュニケーションジャパンの取締役カントリーマネージャーであるラッキー・ツァオ氏は、これまでの同社の取り組みについて説明。

ラッキー・ツァオ氏

 従来の「アルカテルワンタッチ」(ALCATEL onetouch)ブランドから、「アルカテル」とより分かりやすいブランド名に変更し、なおかつ35歳以下のいわゆる「ミレニアル世代」と呼ばれる若い世代をターゲットにしながら、最新の技術を適切な価格で提供することに力を入れていると話しています。

IDOL 4

 同社は日本で昨年、上下を気にすることなく利用できるリバーシブル仕様のインターフェースを備えたスマートフォン「IDOL 3」を発売しましたが、今回はそのIDOL 3に続く新しいフラッグシップモデルとして、「IDOL 4」が発表されました。

VRを体感できるゴーグルが標準で付属

 IDOL 4は5.2インチのフルHDディスプレイを搭載したスマートフォンで、チップセットにSnapdragon 617(MSM8952)、3GBのメモリ、16GBのストレージを搭載したミドルハイクラスの性能を備えています。最大の特徴は、VRを体感できるゴーグルが標準で付属することで、スマートフォンの入っている入ったパッケージ自体がVRヘッドセットとして活用できる、ユニークな仕組みとなっています。

パッケージ自体がVRヘッドセットとして活用できる

 具体的な使い方は、IDOL 4のロックを解除した状態でゴーグルに挿入すると、VR専用のランチャーが起動し、動画やゲームなどのアプリを選んでVRコンテンツを体験することができます。プリインストールされている「VRストア」を使えば、ゲームなどのコンテンツをダウンロードして追加できるほか、「LITTLSTAR」というアプリを使うことで、さまざまなジャンルのVR動画を楽しむことも可能となっています。

本体右側のキーで、さまざまな機能を呼び出せる

 そしてもう1つ、IDOL 4の大きな特徴となるのが「BOOM KEY」です。これは本体右側面中央に設けられた丸形のキーで、押した時にさまざまな機能を呼び出せるもの。カメラを呼び出して撮影したり、スクリーンショットを撮影したり、特定のアプリを呼び出したりと、好みの機能を割り当てて便利に活用することが可能です。

JBLのステレオイヤホンやクリアケースも標準で付属

 デザイン面での特徴となるのが、全面にアルミを採用した高級感のあるボディながら、7.1mmの薄さを実現していること。そしてもう1つ、IDOL 3同様、上下を意識せず利用できるインターフェースを備えるのはもちろん、上下にスピーカーを備えていることから、横にすることでステレオサウンドを楽しめるなど、新しいリバーシブルスタイルを実現しているのも、大きなポイントといえるでしょう。

 さらにIDOL 4は、メインカメラに1300万画素、フロントカメラに800万画素のセンサーを搭載しており、フロントカメラは0.1秒のオートフォーカスを備えているとのこと。カラーはゴールドとメタリックシルバーの2色が用意されており、発売は11月下旬。VRヘッドセットだけでなく、JBLのステレオイヤホンやクリアケースも標準で付属しながら、34800円とお得な価格を実現しています。

SHINE LITE

 そしてもう1つの新機種となるのが、9月にドイツ・ベルリンで開催された家電の総合見本市イベント「IFA 20016」で発表されたばかりの最新機種「SHINE LITE」です。

価格の安さを感じさせない、高級感のあるデザイン

 こちらは5インチのHDディスプレイに、メディアテック製のチップセット「MT6737」を搭載。さらに2GBのメモリと16GBのストレージを搭載するなど、IDOL 4よりも性能を抑えることで、低価格化を実現したモデルです。しかしながら前・後面に2.5Dガラス、側面にはメタル製のフレームを採用。価格の安さを感じさせない、高級感のあるデザインが特徴といえるでしょう。

 また、SHINE LITEは指紋認証センサーも搭載。単に端末のロックに活用するだけでなく、5本それぞれの指で解除した時に、異なるアプリが起動するよう設定しておくことも可能となっています。十分すぎる機能を有しながらも低価格であることは、私たち消費者にとって喜ばしいことと言えるでしょう。

フロントカメラに1300万画素センサーを採用

 フロントカメラに1300万画素、インカメラに500万画素のセンサーを採用。Vサインを認識することで、直接シャッターを切ることなく撮影できる「GESTURE SHOT」や、フロントカメラとインカメラの画像をコラージュする「SPLIT CATCHER」などの機能を備え、便利で楽しい写真撮影ができるようになっています。

IDOL 4、SHINE LITE共にauのVoLTEに対応

 本体カラーはピュア・ホワイト、サテン・ゴールド、プライムブラックの3色が用意され、価格はいずれも21800円。発売日は12月を予定しているとのことです。

 そしてラッキー氏は最後に、IDOL 4、SHINE LITE共にauのVoLTEに対応していることを明らかにしました。これによって両機種は、NTTドコモやソフトバンクのMVNOだけでなく、auやそのMVNOのSIMにも正式に対応することとなります。ただし利用する際は、au VoLTEに対応したSIMが必要となる点に注意が必要です。

 なお発表会では、タレントの春香クリスティーンさんがゲストとして登場。高い所が苦手だという春香さんは、IDOL 4で空を飛ぶVR映像を体験し、絶叫していました。ですがそれ以上に春香さんを驚かせたのが、「サプライズ映像」として用意されたVR映像。新しい彼氏と出会ったレストラン店内の映像が目の前に映し出された時には、より一層驚いて動揺する様子を見せていました。

(文:佐野正弘)

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