タイにもあった「ガラホ」、約5000円で買える現地の4Gスマホ:山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2016年11月25日 15時06分 公開
[山根康宏,ITmedia]

 東南アジア各国ではスマートフォンはSIMロックフリーでの販売が基本。そのため、iPhoneは高根の花でなかなか買えません。もちろんAndroidならミッドレンジやエントリーモデルがあるので比較的安価な製品もそろっています。ところが、タイではキャリアがスマートフォンにSIMロックをかけ、低価格で販売するという先進国のようなモデルが増えています。しかもタイらしい、ちょっと変わったスマートフォンも販売中。そんなタイの「キャリア販売スマホ」の実情を見てきました。

山根康宏の海外モバイル探訪記 MBKの内部。ちょうどZTEの「AXON 7」を強力にプロモーション中

 タイの携帯電話・スマートフォン事情を見るなら首都バンコクにあるMBK(マーブンクローンセンター)へ行くのが一番。4階の携帯電話フロアには多数のショップが軒を連ねています。輸入品や中古品を安く売る店も多いのですが、同じフロアには通信事業者の店舗も入っているのです。タイで一番シェアの高いAISもこのフロアに大きい店を構えています。

山根康宏の海外モバイル探訪記 MBK内にあるAISの店舗。プリペイドSIMや端末だけを買うことも可能

 ショップの中に入ると、すぐに目に飛び込んでくるのが格安のスマートフォン。いずれも1000バーツ台前後の安い製品で、メーカーはインドのLAVA International製。しかしよくよく値段を見ると2つあり、安い価格は2年契約時の場合。単体の場合はちょっと高めの価格設定になっています。

山根康宏の海外モバイル探訪記 LAVA Internationalの製品を自社ブランドの扱いで販売

 3機種のうち、上位モデルは「LAVA 4G VoLTE 870」。その名の通り、VoLTEに対応したモデルで、5型HDディスプレイ、8コア1GHzのCPU、メモリ1GB、ストレージ8GB、カメラはアウトが800万画素、インが500万画素とエントリーモデルのやや上のクラスの製品。価格は2年契約なら1990バーツ(約6270円)ですが、端末だけなら3590バーツ、約1万1300円。手軽に買える値段ですね。

山根康宏の海外モバイル探訪記 「キャリア提供の信頼できる低価格モデル」という位置付けのLAVA 4G VoLTE 870

 続いて、別の事業者「True」の店舗へ。Trueは以前よりSIMロック付きの自社モデルを多く出しています。スマートフォン本体のデザインも悪くなく、入門機として十分なスペックを持っています。

山根康宏の海外モバイル探訪記 赤いカラーが特徴のTrue

 Trueの店でも大手メーカー品のスマートフォンに交じって、自社ブランドの製品がいくつか見られます。価格は3000バーツ以下、1万円以下で購入可能。ただしTrueのSIMロックが掛かっているので、買うならここで一緒にプリペイドSIMもそろえると良さそう。

山根康宏の海外モバイル探訪記 Trueブランドのスマートフォンも販売。SIMロック付きで格安

 こちらの「Smart 4G Speedy 4.0"」は4型ディスプレイや1GHzの4コアCPUを搭載する入門機。1990バーツ、約6000円と現地滞在用に買うには悪くない金額。これを買おうかな、と思いつつ他も見ることにしました。

山根康宏の海外モバイル探訪記 エントリーモデルのSmart 4G Speedy 4.0"。6000円なら悪くないかも

 するとすぐ隣に、10キーを搭載した端末を発見。しかもよく見ると画面はAndroidです。ストレート形状ながらも、これもいわゆる「ガラホ」系の端末ですね。「Smart 4G Speedy 3.5" Hybrid」、ハイブリッドは10キーがついているからの名前でしょうか。3.5型ディスプレイに1.1GHzの4コアCPUを搭載していて、価格はさらに安い1590バーツ(約5070円)。これはもう使い捨て感覚で買えちゃうレベル。

山根康宏の海外モバイル探訪記 タイにも「ガラホ」があった。これで5000円なら言うこと無し

 ということで、こちらの端末をお買い上げ。クレジットカード支払いも問題なし。実はあまり時間がなくて通話とWebに少し使ったくらいでしたが、片手でも無理なく持てるサイズに10キーを使った文字入力は昔のケータイ感覚。今後タイに行くときはTrueのSIMを買って現地端末として使っていこうと思います。

山根康宏の海外モバイル探訪記 10キーで日本語入力ができたら便利そう。次回のバンコク訪問時に活用する予定

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