U-NEXTは1月17日、ヤマダ電機とMVNO事業を行う合弁会社の設立で合意したことを発表。
ヤマダ電機は、「YAMADA SIM powered by U-mobile」を店舗で販売し、専用カウンターも設置するなど、格安SIMの販売でU-NEXTとの連携を進めてきた。
MVNOの競争が激化する中でさらに顧客を獲得するために、全国に販売網を持つヤマダ電機とU-NEXTがパートナーシップを組むことが最適と判断し、合弁会社の設立に至った。新会社では、U-NEXTが持つ通信サービス運営のノウハウと、ヤマダ電機が持つ販売力を融合させたサービス提供を目指す。社名は「Y.U-mobile株式会社(仮称)」で、2017年1月下旬に設立する予定。
今後はY.U-mobileがMVNOとなってヤマダ電機で通信サービスを販売するため、U-NEXT広報によると、現YAMADA SIMの販売は終了する見通し。現YAMADA SIMのプランは、1GB〜5GBの定額制、LTE使い放題、2段階制など、U-NEXTが「U-mobile」で提供している既存プランと同一なので、Y.U-mobileならではの新サービス(プラン)に切り替える形となる。
ヤマダ電機では他社のSIMも取り扱っているため、現YAMADA SIMの販売に力を入れにくい面もあったという。しかし合弁会社に出資することで、新YAMADA SIMをより積極的に販売できる環境になったといえる。
U-mobileは、フリービット、日本通信、IIJがMVNEとなってサービス提供している。こうしたマルチMVNEのノウハウを生かし、Y.U-mobileで展開する新サービスも、これらMVNEの設備を利用する形になるとのこと。
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