格安SIM・スマホも行き着く先は「安心」?/6年ぶりのタフネスケータイ:Mobile Weekly Top10

» 2017年01月17日 19時40分 公開
[井上翔,ITmedia]

 今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、2017年1月9日から2017年1月15日までのアクセスランキングを集計しました。

楽天モバイル 新静岡 駅前店 スマホに詳しくない人は店舗頼み……?(写真は楽天モバイル 新静岡 駅前店)

 ランキングの1位と5位は、スマートフォンデビューを果たした母の奮戦記を記す連載「母、スマホデビューする」からランクインしました。

 1位の「ITオンチな母が“得体の知れない”格安SIMを受け入れた理由」では、著者の母親がイオンモバイルを契約し、「VAIO Phone」(日本通信製)を購入した経緯が記されています。

 MVNO(仮想移動体通信事業者)の通信サービスは、大手キャリア(MNO)の通信料金よりもおおむね安価であることから「格安SIM」と呼ばれることが一般的です。また、MVNOサービスと合わせて使われることの多いSIMロックフリースマートフォンも、MNOのスマホよりもおおむね安価であることから「格安スマホ」と紹介されることが少なくありません。「え、安いの?」ということで、価格面からMVNOサービスやSIMロックフリースマホに興味を持つ人は少なくありません。

 しかし、実際のところ、携帯電話やスマホに詳しくない人は「価格の安さ」よりも「安心」を重視する傾向にあります。故障した時、あるいは何か質問・手続きをしたいときに対面のサポート窓口がすぐ近くにあることは、何よりも頼りになるのです。MVNO各社が単独で、あるいは家電量販店・販売代理店と組んで専門店や窓口を増やしているのは、そのような背景があります。

 ただし、MVNOサービスやSIMロックフリースマホの「格安」は、必要コストを最小限にとどめることから生まれるものです。MNO並みの手厚いサポート・サービスが必要、あるいはそれを望む人が今よりもっと増えたとき、MVNOサービスは「今まで」と同じような価格を維持することは難しいと思われます。

 そういうこともあり、筆者は2017年は「MVNOサービスが『格安』であり続けることができるか」の分かれ目になると思っています。

ケータイの待受画面 アイコンがほとんどないAndroidケータイの待受画面

 5位にランクインした「ITオンチな母が『スマホのアプリを全部消したい』と言ったワケ」も、いろいろと考えさせられる記事です。

 スマホは基本的にタッチパネルで操作します。そのため、操作の起点となるホーム画面にはアプリや設定のアイコンがびっしり(かどうかは人次第ですが)並び、壁紙が見づらくなることがあります。

 一方で、ケータイは基本的にメニューキーでメニューを呼び出し、そこからアプリや設定を起動します。そのため、操作の起点である待受画面にはアイコン類はほとんどなく、壁紙も比較的見やすいです。

 実は筆者も「スマホがアイコンだらけで待受画面が見えないからどうにかして」という相談を家族から受けたことがあります。その時は「ロック画面に見たい壁紙を設定するといいよ」とアドバイスしたのですが、設定によってはロック画面にもいろいろなアイコン・通知が表示され、壁紙が見づらくなります。

 操作面でもそうですが、ケータイユーザーがスマホに移行しないのは、もしかするとすごく「細かい」部分における違和感を拭いきれないからかもしれません。

TORQUE X01 auから6年ぶりに登場するタフネスケータイ「TORQUE X01」

 ケータイといえば、ランキングの3位には「写真と動画で解説する 折りたたみ型タフネスケータイ『TORQUE X01』」が、7位には「auの折りたたみ型タフネスケータイが約6年ぶりに登場――『TORQUE X01』」がそれぞれランクインしました。

 au(KDDIと沖縄セルラー電話)が2017年春商戦に投入する「TORQUE(トルク) X01」は「G'zOne TYPE-X」(カシオ計算機製)以来となるタフネスケータイです。約6年ぶりに出るということもあり、「au VoLTE」に対応していたり、テザリングに対応していたりとスペックは“現代化”していますが、たたずまいはG'zOneのそれと通じるものがあります。

 G'zOne TYPE-X以降のG'zOneはAndroidスマホとなり、その後継として登場したTORQUEもAndroidスマホとして登場しました。もちろん、G'zOne TYPE-Xを含むタフネスケータイユーザーの移行(機種変更)も意識したスマホでしたが、少なくないG'zOne TYPE-Xユーザーは機種変更をせずにそのまま使い続けていたようです。

 その結果生まれてきた機種が、TORQUE X01です。KDDIの田中孝司社長も「イチオシ」というX01が、どれくらいG'zOne TYPE-Xからの機種変更需要を喚起できるのか、注目したいところです。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月26日 更新
  1. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  2. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  3. 「Galaxy Z Fold8」「iPhone Duo」を“メイン端末”として使う上での課題 縦型コンテンツの最適化をどう進める? (2026年10月26日)
  4. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  5. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  6. KDDI、子会社モビコムのモンゴルでの火災について事実関係を公表 「法令違反行為を行っていない」 (2026年10月24日)
  7. デジタル庁が「Androidのマイナンバーカード」対応機種を公表 属性証明機能を使える機種は限定的 (2026年10月19日)
  8. きょう発売の「iPhone Duo」、Apple 表参道でゲットしてきた 早速開封レポート (2026年10月23日)
  9. 「iPhone Duo」画面不具合の報告がSNSで話題 店頭デモ機の過酷な使用環境が起因か (2026年10月26日)
  10. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー