2017年3月6日〜2017年3月12日
今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、2017年3月6日から3月12日までのアクセスランキングを集計しました。
今回のランキングの1位は「格安スマホに満足していた私がその満足度に疑問を抱いた理由」でした。
安価なSIMロックフリーのAndroidスマートフォンを当初は満足して使っていた著者。しかし、著者が使っている機種にはジャイロ(角速度)センサーが付いていないため、Pokemon GO(ポケモンGO)のARモードを利用できませんでした。そのことがきっかけで、著者は今までそのスマホに抱いていた「満足感」に疑問を持ちました。
税別で1〜2万円台で販売されているSIMロックフリーのAndroidスマホは、コストを削減するためにCPUのスペックを下げたり、メモリや内蔵ストレージの容量を抑えたりしていることはよく知られています。しかし、同じ目的で端末のセンサー類を一部省いていることまで知っている人は、そこまで多くないと思います。
広く知られているGPS(全地球測位システム)ならともかく、その他のセンサーがどのようなアプリで、どのように使われているのかまで理解している人も多数派とは言いきれません。Pokemon GOの場合、公式サイトの「推奨環境」とGoogle Playのアプリ情報を総合するとOSバージョン、画面解像度、メモリ、CPU、GPSに関する要件は書いてありますが、ARモードを有効にするためにジャイロセンサーが必要ということは分かりません。また、アプリが利用する権限の表示をしても、やはりジャイロセンサーが必要とは分かりません。
端末メーカーもアプリ開発者も、そして書き手である筆者も、スマホやアプリの機能についてもっとしっかりと説明していく必要があると痛感させられる記事でした。
ランキングの8位には「『Xperia XZ Premium』のMotion Eyeカメラや4K HDRディスプレイの実力を体験してきた」が入りました。
「Motion Eye」と聞いて、ソニーの「VAIO」が本体内蔵カメラを「MOTION EYE」と呼んでいたことを思い出した人も少なくないと思います。しかし、「Xperia XZ Premium」「Xperia XZs」の「Motion Eye」は、メモリ内蔵のイメージセンサー、画像処理エンジン「BIONZ for Mobile」と「Gレンズ」を組み合わせたシステムのことを指しています。
Xperia XZユーザーである筆者としては、メモリ搭載によって実現した先読み撮影機能と、アウトカメラをあえて「突出」させたことによるレンズ歪みの軽減に注目しています。これらの効果次第では、Xperia XZから買い換えても良いとまで考えています。日本発売は未定ですが、発売が決定したらいち早く実機で試してみたいところです。
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