私が「Apple Watch Series 2」を手放せない理由(2/3 ページ)

» 2017年04月04日 12時10分 公開
[すずまりITmedia]

基本性能がアップして気持ちよく使えている

 ここまで紹介した機能は、いきなり使い込むようになったというより、デバイスやOSの進化に応じてジワジワと利用時間が増えていったという感じです。

 利用頻度が増えたのは、やはりハード的に進化し、基本的な操作感がアップしているというのが大きな要因かもしれません。プロセッサが2コアになって、従来モデルから50%高速化し、グラフィック性能は処理が2倍に。ディスプレイの明るさも2倍になり、従来モデルからより早く、キビキビ表示するようになりました。

 OSがwatchOS 3になって、アプリが7倍の速度で起動するようになったというのも快適さに貢献しています。実際、起動に待たされることはまずありません。

 バッテリーの持ちも劇的に改善しており、自分の使い方では1日たっても半分以上余裕で残っています。

 水深50mまでOKという防水性能も非常にありがたいです。水ぬれを気にせず付けていられるので、掃除や洗いものの最中に来たメッセージを読めます。

 バッテリーの持続性を含め、装着時間が長くなるということは、その分活用時間も増えるわけで、その間気持ちよく操作できるとあれば、付けないわけがないですね。

文字盤を切り替えられるのが便利

 腕時計では通常1つの顔しかありませんが、スマートウォッチのよさは、気分に応じて好きな文字盤に変えられる点にあります。

Apple Watch Series 2 現在使っている文字盤は2つ。Watchアプリで管理します
Apple Watch Series 2 文字盤の追加はWatchアプリの「文字盤ギャラリー」から

 Apple Watchは、文字盤を横にフリックすると別の文字盤に切り替えられるようになっています。私は現在「ユーティリティ」と「モジュラー」という2つの文字盤を使っています。当初、文字盤は1つで十分だろうと思っていました。時々うっかり変わっているのを見たときは、何のために文字盤を途中で切り替える必要があるのか? とすら思っていました。

 しかし、利用シーンに合わせて文字盤を変えると、実はかなり便利だということが分かったのです。

 例えば、ビジネスシーンではユーティリティを表示しています。時間のほかに、バッテリー残量、天気、日付と曜日、スケジュールが確認できます。その状態で、出がけに天気が気になったら、お天気のアイコンをタップすれば現在地の天気が分かります。同様にスケジュールをタップすれば、カレンダーが開いて他の予定も確認できます。何を表示するかは自分でカスタマイズできますから、株価が気になる方なら、株価をどこかに表示すればいいでしょう。

 ジムで運動するときなどアクティブに過ごしたい時間は、1フリックで「モジュラー」に切り替えます。すると日時と歩数のほかに、心拍数、アクティビティ、ワークアウトのアイコンが表示されます。それぞれのアイコンをタップすれば、即アプリが起動するのはいうまでもありません。

Apple Watch Series 2 横にスライドさせると別の文字盤に切り替えられます

 つまり、Digital Crownを押してからアプリの一覧を表示して、目的のアプリを選択しなくても、シーンに応じて利用頻度の高いアプリが素早く起動できるというメリットがあるのです。「モジュラー」に表示するアプリはカスタマイズできるので、文字盤をオリジナルのランチャーのような感覚で活用できるというわけです。これに気付いてから、より身近に感じられるようになりました。

 ホント、天気予報をみるのに、iPhoneを取り出してロックを解除し、お天気アプリを起動して……という手順を踏まなくても、2タップで何時頃雨が降りそう、と分かるだけでもかなり重宝します。

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