KDDIは、10月2日に札幌ドームでARグラス「R-9」を用いた野球観戦の実証実験を行った。
Osterhout Design Groupが開発した「R-9」を30人の一般来場者に無償で貸し出し、「野球観戦」とスタッツ情報や中継映像、実況・解説音声の「リアルタイム配信」を重ね合わせて表示。R-9のカメラから実際の球場で特長点を抽出して、視聴者が見ている座席位置を推定し、座席位置から見えるグラウンドに合わせて情報を3次元に可変させて重ね合わせている。
表示した情報は、プレイ中の打者・投手ごとの個別対戦成績、1球ごとの球種・コース・球速・結果と打者のホットゾーン、打席の結果や盗塁など試合で起こった直前の事象のテキスト速報、イニングスコアボード、MR(Mix Reality)形式の方向別打率。実証実験で使うデータはデータスタジアムが提供し、実証実験に参加したユーザーの声を通じて商用化に向けて検証していく。
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