20代は「家族」「お金」よりも「インターネット」を重視 動画視聴利用意向の高さも明らかに So-net調べ

» 2018年11月19日 21時30分 公開

 ソニーネットワークコミュニケーションズが運営するインターネット接続サービス「So-net(ソネット)」は11月19日、11月21日の「インターネット記念日」に合わせて実施した「インターネットに関する意識調査」の結果を発表した。対象は全国20代〜60代の男女2350人。

 「あなたがこの世界から消えたら困ると思うものは何ですか?」という質問に対し、1位「家族」、2位「お金」、3位「言葉」に次いで4位に「インターネット」がランクイン。20代は「インターネット」が70.4%で、「家族」(69.8%) や「お金」(62.3%)を抑えて1位になっており、「世界からインターネットがなくなったら困るか」と聞いたところ全体の89.3%が「困る」と回答した。

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 「実際にインターネットがなくなったら困ることは?」という質問に対し、PC・タブレットの1位は「情報検索ができないこと」(75.4%)、2位は「メール・LINEなどのコミュニケーションツールを利用できないこと」(53.4%)、3位は「動画サイトを利用できないこと」(25.9%)となり、スマートフォン・フィーチャーフォンの1位は「メール・LINなどのコミュニケーションツールを利用できないこと」(71.2%)、2位は「マップサービスを利用できないこと」(30.4%)、3位は「動画サイトを利用できないこと」(27.6%)となった。とくに20代の約半数(PC:45.5%、スマートフォン:43.8%)が「動画サイトを利用できないこと」を選び、動画サイト利用意向が非常に高い。

 自由回答では「株売買」や「ネットショッピングができない」といった意見も集まった。また、ネットショッピングではインターネットがなくなるとショッピングに費やす時間が1カ月に平均6.3時間も余計にかかるという結果が出ている。

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 「もしも1時間後にインターネットが消えるとしたら最後に何をしますか?」という質問に対しては、1位は「大切な人に連絡」(41.4%)、2位は「気になっていた事をすべて検索する」(34.0%)、3位は「インターネットバンクからお金を下ろす」(22.0%)という結果になった。「大切な人に連絡する」を性別で比較すると女性は52.9%、男性は30.0%と20ポイント以上の差が出ている。

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 「1時間後にインターネットが消えるとしたら、あなたは最後に誰に連絡をしますか?」という質問では、1位は「恋人・配偶者」(28.8%)、2位は「子ども」(13.7%)、3位は「母」(11.7%)となり、「父」という回答は全体の1.6%に留まった。

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 インターネットがなくなったら休日に何をするか聞いたところ、1位は「テレビ・DVDを見る」(61.3%)、2位は「友達、恋人・配偶者と出かける」(45.9%)、3位は「読書をする」(44.0%)。一方「インターネットが使えなくなったら友達が減るか」という質問には約30%が「減る」、「インターネットがなかったら現在お付き合いしている恋人・配偶者に出会えなかったと思うか」には約30%が「出会えなかった」と答えた。年代別での比較では、2つの質問に対し20代の半数以上が「インターネットがなくなったら友達が減る」(50.4%)、「恋人に出会えなかった」(53.4%)と回答した。

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 さらに「インターネットがなくなったら生活満足度が下がるか」と聞いたところ、76.9%が「下がる」と回答。年代が下がるにつれて割合は上がり、60代は68.9%に対し、20代では83.0%となっている。

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