先に述べたように、端末はソニーモバイルとシャープの試作機が活用された。いずれも6GHz以下の「Sub-6」だけでなく、28GHz帯などのミリ波にも対応しているが、プレサービスで接続したのはSub-6のみ。どちらの端末も、ディスプレイ内のアンテナピクトの横には「5G」の文字が表示されていた。
ソニーモバイルの端末は、「Xperia 1」がベースになったものとみられるが、5G用にアンテナを拡張するためか、端末下部に太いベゼルが設けられていた。もともとXperia 1は、一般的なスマートフォンより縦に長い21:9のディスプレイを搭載していたが、その比率がさらに縦長になった格好だ。厚さもXperia 1よりは増していたように見えた。
これに対し、シャープの5G端末は「AQUOS R3」をベースにしたモデル。ディスプレイの上下にノッチがあるデザインはそのままで、Xperiaのように縦長になっていることもなかった。正面の姿は、商用モデルのAQUOS R3と大きな違いがないように見える。ただし、厚さは大きく増しており、側面の違いは一目瞭然だ。発売までに、小型化、薄型化が進むことを期待したい。
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