もう1つ、シャープらしいのは動画を撮りながら自動的にAIが判断して静止画を撮ってくれる機能(AIライブシャッター)。超広角カメラで動画を撮りながら、標準(広角)カメラで写真を撮るという技だ。
さらに相変わらずユニークな「AIライブストーリー」も健在。AQUOS R5Gではマルチフレームやズームにも対応した「Pro」に進化した。ある程度の長さの動画を撮ると、AIがそれを解析して「約15秒のBGM付ショートムービー」を、その場でさくっと作ってくれるのだ。面倒がなさすぎてびっくり。さくっとシェアするには短い方がいいし。
もちろん元動画も記録してくれるので、派手なダイジェスト版を別途作ってくれるというたまらん機能なのだ。ちなみに寝ている猫を1分ちょっと撮っただけなのに気がついたら15秒のこんな動画になっていた。
自動ダイジェストは、動画を公開するときに本編の前にこれをくっつけるという使い方もよさそうだ。予告編で見どころを全部見せちゃった映画みたいな感じになるかもだけど、その方が親切だし。
以前から動画には力を入れていたけど、今回はとうとう8K動画まで搭載するなど、静止画はトレンドに何とか追いつこうとしつつ、動画重視の設計を推進したという感じだ。
今8K動画を撮れてもなあ、と思う人もいるかもしれないけど(私もそう思う)、そこから静止画をキャプチャーできるのはいいし、後は8Kで撮ったものの解像度を生かしてうまく4KやフルHD動画にしてやるアプリがつくなど、活用できれば面白い存在になりそうだ。
なお、今回も作例は近所で撮ったもののみとなっております。ご了承を。
撮影協力:保護猫シェルターqueue
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