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» 2020年07月23日 00時30分 公開

ASUSがゲーミングスマホ「ROG Phone 3」発表 5G対応でSnapdragon 865 Plus搭載

ASUSが7月23日、ゲーミングスマートフォンの新機種「ROG Phone 3」を発表した。5Gに対応し、CPUやディスプレイの性能が向上。144Hz駆動に対応したゲームもプレイできる。価格や日本での発売は未定。

[田中聡,ITmedia]

 ASUSが7月23日、ゲーミングスマートフォンの新機種「ROG Phone 3」を発表した。

 ROG Phone 3は、スマートフォンで快適にゲームをプレイするためのハードウェアとソフトウェアに注力したシリーズ最新モデル。価格は16GB+512GBが1099ユーロ(約13万6000円)、12GB+512GBが999ユーロ(約12万4000円)、Strix Editionの8GB+256GBが799ユーロ(約9万9000円)。日本での発売は未定。

ROG Phone 3ROG Phone 3 ASUSの最新ゲーミングスマホ「ROG Phone 3」

 新たに5Gに対応しており、プロセッサはQualcommのSnapdragon 865 plusを搭載。最大3.1GHz駆動をサポートしたことから、Snapdragon 865と比べてCPU性能が最大10%向上している。ASUSがAnTuTuベンチマークでテストをしたところ、ROG Phone 3は65万5306というスコアをたたき出し、「Galaxy S20 Ultra」の56万9945を上回ったという。

 バックグラウンドの全てのメモリを一度解放し、メモリをゲームに割り当て、ゲームデータの処理性能を最適化する「Xモード」も継承しており、通知パネルからワンタッチで設定できる。またゲームごとにCPUの性能やタッチ感度などを調整することもできる。背面のROGロゴが点灯する仕様も健在で、端末の起動時やゲームプレイ時などに点灯させたり、点灯色を変えたりできる。

ROG Phone 3 ゲーム用にパフォーマンスを最適化したり、ゲームごとにパフォーマンスをチューニングできる設定も用意
ROG Phone 3 ROG Phoneの象徴ともいえるロゴ

 放熱用のヒートシンクはROG Phone IIから6倍大きくなった。空冷ファン付きのキックスタンドとして「AeroActive Cooler 3」が付属する。本体を横向きにしてゲームをプレイする際に装着することを想定しており、未装着時と比べて4度温度が下がる他、従来のAeroActive Coolerと比べてファンの回転数が40%向上している。

ROG Phone 3 ヒートシンクやグラファイトフィルムを使って放熱対策を施した
ROG Phone 3 「AeroActive Cooler 3」は従来機よりも放熱性能が向上した
ROG Phone 3 AeroActive Cooler 3を装着した状態。背面にROGロゴが点灯する

 ディスプレイは6.59型、1080×2340ピクセルの有機ELを搭載。駆動速度はROG Phone IIの120Hzから144Hzに向上し、100種類以上のゲームが144Hz駆動に対応する。タッチ操作のサンプルレートは270Hzに向上した他、タッチ操作の遅延はROG Phone IIの49msから25msに短縮された。

ROG Phone 3 ディスプレイはより滑らかな表示が可能になり、より低遅延となった

 バッテリーは容量6000mAhのものを内蔵。バッテリーの寿命も長くなっており、約25カ月間持続するという。バッテリーの寿命を延ばせるよう、満充電の状態を80%か90%に設定したり、(就寝中など)設定した時間内で満充電にしたりすることもできる。充電速度も上がっており、45分で4510mAh分の充電が可能になる。

ROG Phone 3 バッテリーの寿命を延ばす設定も可能に

 ディスプレイ面の上部と下部にステレオスピーカーを搭載。ゲームに最適なサウンドになるよう、Dirac HD Soundによるチューニングを施している。クラシック、ダンス、ジャズ、ポップ、ロック、カスタマイズといった設定で音質を変更できる。なおASUSによると、ROG Phone IIと同サイズを保つため、3.5mmのイヤフォンジャックは見送られた。その代わり、ROG Phone 3に装着したAeroActive Cooler 3のイヤフォンジャックを使うことはできる。

ROG Phone 3 AeroActive Cooler 3はUSB Type-Cポートと3.5mmイヤフォンジャックを搭載。横向きに本体を持ちながら、下部にUSBケーブルや有線イヤフォンを接続できるので、充電しながら、またイヤフォンを接続しながらゲームをプレイしやすい

 本体を横向きに持った際に、ゲームで使うボタンを本体側面の左端(L)と右端(R)に割り当てられる「エアトリガー」も継承。LとRのバーチャルボタンは任意の場所に設定できるので、画面上のボタンに合わせて置けばよい。ROG Phone 3では従来のタップ操作に加え、長押し、スワイプ、スライドでの操作ができるようになった。さらに、LとRでそれぞれ外側と内側のボタンに2分割し、計4つのボタンを割り当てられるデュアルパーティションボタン設定も可能になった。

ROG Phone 3
ROG Phone 3 エアトリガーは、タップ、スライド、スワイプ、長押し、2分割の操作が可能

 ゲーム画面で横スワイプして表示できるフローティングウィンドウからSNSやブラウザなどの任意のアプリを起動して、ゲームを起動しながらSNSでチャットをしたり、ブラウザで攻略法を調べたりできる。

ROG Phone 3 ゲームを起動しながら任意のアプリをフローティングウィンドウ上で起動できる

 メインメモリ/内蔵ストレージの構成は、12GB/128GB、12GB/256GB、12GB/512GB、16GB/512GBから選べる。本体サイズは78(幅)×171(高さ)×9.85(奥行き)mm、重量は240g。OSはAndroid 10をプリインストールしている。なお防水には対応していない。

 アウトカメラは6400万画素のメインカメラ、1300万画素の超広角カメラ、500万画素のマクロカメラで構成される。動画撮影は最大8Kサイズ(7680×4320ピクセル)の撮影をサポートする。インカメラは2400万画素を搭載する。

ROG Phone 3 背面にトリプルカメラを搭載
ROG Phone 3 カメラの構成

 対応バンドは端末のバージョンによって異なる。バージョンAの場合、5GはN1、N2、N3、N5、N28、N41、N66、N71、N77、N78、N79が対応し、日本で使われているN77、78、79もサポートしている。FDD-LTEの対応バンドは1、2、3、4、5、7、8、12、13、17、18、19、20、25、26、28、29、30、32、66、71。TD-LTEの対応バンドは34、38、39、40、41、42、48。

 ROG Phone 3からややスペックを抑えた「ROG Phone 3 Strix Edition」も用意。こちらはプロセッサがSnapdragon 865、メインメモリが最大12GB、ストレージが最大256GBという違いがある。

 ゲーム操作をより快適にする周辺機器も取りそろえた。「TwinView Dock 3」は、ROG Phone 3に装着して2画面化ができ、もう1つのディスプレイも144Hz駆動に対応している。「ROG Kunai 3 Gamepad」では、ROG Phone 3に装着したり、取り外してワイヤレスコントローラーとして使ったりできる。「Lighting Armor Case 3」では、ROGロゴが点灯する仕掛けが特徴。HDMIとUSBのポートに加え、イーサネットポートも備えた「Professional Dock」も用意した。

ROG Phone 3 2画面化できる「TwinView Dock 3」
ROG Phone 3 ROGロゴが点灯する「Lighting Armor Case 3」
ROG Phone 3 左側面にSIMスロットがある
ROG Phone 3 右側面に電源キーとボリュームキーがある
ROG Phone 3 上部
ROG Phone 3 下部にUSB Type-Cポートがある
ROG Phone 3 パッケージ

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