世界を変える5G

ドコモの秋冬モデルはいつ出る?/楽天モバイルが「5G」をスタートMobile Weekly Top10

» 2020年10月05日 13時55分 公開
[井上翔ITmedia]

 ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2020年9月28日から2020年10月4日までの1週間について集計し、まとめました。

auの新モデル auは9月25日に新型スマートフォンを発表し……
ソフトバンクのラインアップ ソフトバンクも10月1日に新型スマートフォンを発表しました

 今回の集計期間におけるアクセス数の1位は、NTTドコモが一部機種における「はじめてスマホ購入サポート」「端末購入割引」の適用条件を変更したことを伝える記事でした。

 今回の変更では、主にエントリー機種とspモードケータイが対象で、割引(ポイント付与)の増額や新規設定が行われています。やはり、スマートフォンやケータイを少しでもおトクに購入する方法を模索する人が少なからずいることを示しているものと思われます。

 そうなると気になるのが、ドコモの“新機種”です。au(KDDIと沖縄セルラー電話)とソフトバンクは、既に2020年秋冬商戦向けの新型端末を発表済みです。両キャリア共に、Googleの「Pixel 5」「Pixel 4a(5G)」(後者はソフトバンクのみ)を含めて、ミドルレンジの5Gスマホのラインアップも注力しています。

 ここで気になるのが、ドコモの新スマホです。現在、ドコモの5Gスマホのラインアップはハイエンド“のみ”です。一番手頃な「Galaxy S20 5G SC-51A」でも、各種割引前の税込み価格は10万円程度となっています。他社と比べると、ハイエンド端末だけを見れば手頃と言えば手頃なのですが、本当の意味で“手頃”なミドルレンジ5Gスマホがラインアップにないのです。

 この記事を掲載している時点において、ドコモから新モデルの発表に関するアナウンスはありません。これから本格化する秋冬商戦に向けて、手頃な価格の5Gスマホをどのくらい充実させるのか、注目が集まる所です。

楽天モバイル 楽天モバイルは4G(LTE)プラン「Rakuten UN-LIMIT」を5Gプラン「Rakuten UN-LIMIT V」に自動移行することを表明。先着300万契約の無料キャンペーンも継続することから、日本語の「タダ(無料)」と英語で「ジャジャーン」という意味の擬音語「Tada(タダー)」をかけて「Tada 5G(タダ5G)」とアピール

 ランキングの3位と4位には、楽天モバイルの5G通信サービスに関する記事が入りました。

 楽天モバイルは、既存の4G(LTE)プラン「Rakuten UN-LIMIT」を5Gプラン「Rakuten UN-LIMIT V」に置き換える形で、事実上全てのMNO(携帯キャリア)契約を5Gに順次移行します。5G契約でもUSIM/eSIMカードはそのままのものが使える上、料金も据え置かれるため、ユーザーとしての不利益はありません。ただし、他のキャリアと比べると対応端末がまだ少ないことと、エリアが他キャリアよりも限られていることが課題です。

 新端末としてオリジナルの「Rakuten BIG」を発表しましたが、発売済みの「AQUOS R5G」を含めても2機種のみです。ミドルレンジ(ミドルハイ)とハイエンドで一応のバランスは取れていますが、少しさみしい気がします。今後、どのような端末が出てくるか注目したいです。

 一方、エリアについては他のキャリアもピンポイント(スポット単位)であることは変わりありませんが、楽天モバイルについてはスポット数が少ないようにも思えます。ただし、楽天モバイルはネットワークのアーキテクチャやそれを支える機器が比較的新しく、LTEエリアをある程度整備できていることが前提とはなりますが、他キャリアと比べると5Gエリアの展開はしやすいはずです。

 今後、楽天モバイルの5Gエリアはどういうふうに広がっていくのか、注目したい所です。

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