「面白い」ばかり言っていてもしょうがないので、それ以外の普通の作例もいくつか。
Galaxyの特徴は色が鮮やかなこととHDRが強力に効くこと。逆光時にはフレアが出やすいが(写真左上の光っているところ。まあスマートフォンのカメラは大なり小なり出るものだ)、逆光でも背景を残しつつ顔が明るく撮れているのはさすが。
時にはちょっとわざとらしく感じることもあるが、スマートフォンのカメラはそのくらいでもいいと思う。
料理は……AIが料理と認識したのなら、もうちょっと全体を明るめに撮った方がよかったかなとは思う。
では夜へといこう。同じシーンで、写真モードとナイトモードで撮り比べ。
写真モードだとディテールがモヤッとしてはっきりしないが、ナイトモードで撮った方はきっちりディテールが出ているし、暗部もちょっと持ち上がって明るく撮れている。
なかなかバランスがよいナイトモードだ。
今回数百枚撮った中で、時折AFがはずれていたり、室内でのホワイトバランスがずれていたりすることはあったけれども、全体の安定感は悪くなく、不自然な派手さもあまりないので実に安心して使える。スマホカメラとしては最高とはいえないまでも、上位クラスなのは確かだ。
それに何より、折りたたみ式ならではの多彩な撮り方は楽しいのである。
操作系で気になったの、は前述した通り、ボディーが大きい分しっかり持とうとして不用意に画面を触りがちなことくらいだ。
まあ、いざ買うとなると20万円コースなので、おいそれとは手は出せないけど、使ってみるとちょっとワクワクする。
これは魅力的である。
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