MMD研究所は、2月22日に「ドコモのエコノミーMVNOに関する調査」の結果を発表した。予備調査を20歳〜79歳の男女3万人に行い、本調査ではドコモのエコノミーMVNOに興味や関心がある958人を対象に実施した。調査期間は2月3日〜2月7日。
予備調査でドコモのエコノミーMVNOに関して聞いたところ、最も多かったのは「全く知らない」の75.6%で、次いで「サービス名はわかるが、内容は知らない」が12.4%、「内容を知っているが興味がない」が4.3%となった。これをファネル分析で見てみると「認知」は24.4%、「内容理解」は12.0%、「興味・関心」は7.6%となる。
ドコモのエコノミーMVNOの内容を理解している3586人へ、契約できる通信会社として「OCN モバイル ONE」と「トーンモバイル」の認知について聞いた。OCN モバイル ONEは「知っている」「サービス名は分かるが、プラン内容は知らない」を合わせて認知は82.8%、トーンモバイルは「知っている」「サービス名は分かるが、プラン内容は知らない」を合わせて認知は59.9%となった。
これを年代別で見ると、OCN モバイル ONEは全世代で7割以上に。トーンモバイルは20代(508人)が79.5%で年代が上がるにつれて認知が下がり、70代(439人)が31.0%と最も低い結果となった。
ドコモのエコノミーMVNOの利用を検討中で、現在通信会社を契約してスマートフォンを利用している618人に契約している通信会社を聞いた。「NTTドコモ」が31.6%で最も多く、次いで「au」が14.9%、「ソフトバンク」が10.8%となった。NTTドコモと「ahamo」を合わせると、NTTドコモ利用者が36.7%となる。
また、ドコモのエコノミーMVNOの利用検討者が他に検討している通信会社(複数回答)は「ahamo」が41.9%で最も多く、次いで「楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)」が37.7%、「povo」が31.8%となった。
予備調査からドコモのエコノミーMVNOに興味や関心がある958人を抽出し、うち利用検討者の264人へ魅力に感じている点(複数回答)を聞いたところ、「低価格/低容量」が45.1%と最も多く、次いで「ドコモと同じ通信エリア」が37.5%、「dポイントがたまる」が30.3%となった。
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