PCパーツの殿堂「Hall 2」にどっぷりはまるCOMPUTEX TAIPEI 2007(2/2 ページ)

» 2007年06月06日 21時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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[やっぱり|懲りずに]やりますっ!デュアルGPU

 COMPUTEX TAIPEIのGPU関連ネタとして毎回登場するのが「1枚に2つ載せた」デュアルGPUグラフィックスカードだ。この種のカードは1枚でNVIDIA SLI、もしくはCroessFireといったマルチGPU技術が利用できるのに注目が集まるが、「カードのサイズが大きくなる」「クーラーユニットが大掛かりになる」「価格が高くなる」などなどの理由から、最初に集めた注目度ほどに商売が成功しているとはいいがたい「これぞキワモノ」なカテゴリーだ。しかし、今回もデュアルGPUカードが登場した。投入したのは、これも毎度のMSIとアグレッシブなGeCUBE。興味深いのは、どちらも、まだシングルバージョンも登場していない「Radeon HD 2600XT」を2つ搭載している点だ。

 MSIの「RX2600 Geminium」は、とてつもなく大きな基板にGPUを2つ実装し、それぞれのGPUの回りにビデオメモリを配置したレイアウトになっている。そのサイズにまず驚くところだが、さらに、このグラフィックスカード(できることなら“ボード”と呼びたい)は、ヒートパイプで連結したヒートシンクで冷却する「ファンレスカード」になっていることにさらに驚く。説明には実装しているGPUの名称が明らかにされていないが、「コアクロック800MHz、メモリクロック1400MHz」というスペックから、Radeon HD 2600XTであるものと推察できる。

PCI Express X16コネクタとバックパネルからその非常識なサイズが分かってもらえると思う。GPUを2つ載せながらネイティブCrossFire用コネクタを用意しているあたり、ドライバが対応した暁には「2枚でクアッド」という野望を抱いているようだ
PoerColorのブースで紹介したAGP対応グラフィックスカードだが、MSIのブースでもRadeon HD 2600 Proを搭載した「RX2600PRO-T2D256Z」(画像)と「RX2600PRO-T2D256Z」を展示していた。どちらもヒートパイプを組み込んだファンレスカードとなっているのが特徴だ

 GeCUBEの「D26XT2-F5」は、フットプリントは常識的なサイズに留まっている。NVIDIAのデュアルコアグラフィックスカード「GeForce 7950 GX2」と同じ、カードを2枚重ねた「ダブルデッカー」構造かと思いきや、GeCUBEの示した資料には1枚の基板に2つのGPUとPCI Express X16バスとをつなぐPLX Bridgeチップが実装されている状況が示されている。2スロット分のスペースを使っているバックパネルは4つのデュアルリンクDVI出力「Quad DL DVI」を持つ。動作クロックはコアクロック800MHzにメモリクロック1GHz。

GeCUBEのブースで動作デモを行っていた“デュアル”Radeon HD 2600 XTカードのD26XT2-F5。外部電源コネクタが6ピン1つであることに注目
バックパネルにはそれぞれがデュアルリンクに対応したDVIインタフェースが4つ設けられている。カードの厚さは1スロットで済んでいるが、コネクタが2スロット分の場所を占める

GeCUBEの資料に示されているD26XT2-F5の基板レイアウト。1枚の基板に2つのGPUと1つのブリッジチップ、それぞれで使うビデオメモリがうまく配置されている
裏面に取り付けたビデオメモリの熱はヒートプレートを介して表側のファンに誘導される。D26XT2-F5には512Mバイト×2のDDR2ビデオメモリが実装されている

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