VistaでHDDのパーティションを結合/分割するサクッとおいしいVistaチップス 20枚め

» 2007年08月28日 11時00分 公開
[織田薫,ITmedia]
今回のチップスが使えるエディションは?
エディション Home Basic Home Premium Business Ultimate
対応状況
「コンピュータの管理」の「ディスクの管理」でパーティションの操作が行える

 Windowsでは、HDDを複数のパーティションに分割して利用できる。その場合にやっかいなのが、パーティションをどの程度のサイズで作成するかということだ。システムドライブの容量が足りなくなって拡張したくなったり、容量を大きく割り当ててしまったドライブを小さくしたいと感じたことがある人は少なくないはずだ。また、インストール時にパーティションの割り当てをするとき、どの程度システムドライブに割り当てるべきか悩んだことがある人も多いだろう。

 パーティションサイズの設定で悩まなければならないのは、Windowsの標準機能でパーティションサイズの変更が簡単に行えなかったからだ。システムドライブの容量を増やすため、パーティションサイズを変更するサードパーティ製ソフトを使用した経験がある人もいるだろう。しかし、Windows Vistaはパーティションサイズの変更を標準でサポートしているため、使い勝手では劣るものの、サードパーティ製ソフトを利用しなくてもOSの再インストールなしでパーティションの結合や分割が可能だ。

 Vistaでは、同じディスク上に隣接する未割り当て領域がある場合、その領域と結合する形で、パーティションを拡張することができる。また、既存のドライブに未使用の領域がある場合、それを分割して、新しいパーティションを作成することも可能だ。高機能なサードパーティ製ソフトのように、自由にパーティションの設定が変えられるわけではないので注意してほしい。

 パーティションサイズの変更を行うには、コントロールパネルの「システムとメンテナンス」、「管理ツール」の順にクリックし、「コンピュータの管理」をダブルクリック。左ペインの「ディスクの管理」を選択し、拡張したいパーティションを右クリックして「ボリュームの拡張」を選択すればよい。

 通常のベーシックボリュームを拡張する場合は、フォーマットされていない領域か、NTFSでフォーマットされている領域のみ拡張できる。もちろん、ブート、システム領域として利用しているパーティションも拡張可能だ。その際、連続した空き領域が必要になる。システムが格納されているパーティションと、それ以外のパーティションが同一ディスクに存在する場合、システム以外のパーティションに保存されたデータを退避してパーティションを削除すれば、システムのパーティションを拡張することが可能だ。

「コンピュータの管理」の「ディスクの管理」からパーティションを拡張するには、拡張したいパーティションを右クリックして「ボリュームの拡張」を選択(写真=左)。ウィザードにしたがって、拡張(結合)に利用するドライブとサイズを選択する(写真=中央)。選択したドライブが結合される(写真=右)。ダイナミックディスクにアップグレード可能な場合は、領域が連続していなくても拡張できる

 一方、パーティションサイズを縮小して分割したい場合、パーティションを右クリックして「ボリュームの圧縮」を選択すればよい。分割可能な容量が「圧縮可能な領域のサイズ」として自動的に算出され、容量を指定して別のパーティションとして分割できる。ちなみに、メニュー内には「圧縮」とあるが、HDDで使える容量が増えるわけではなく、単にパーティションサイズを縮小して、空き容量を分割できるだけだ。

 Vista搭載のメーカー製PCを購入すると、Cドライブとリカバリイメージ保存領域しかない製品も少なくないが、この機能を使えば、Cドライブを分割して別のパーティションを作ることができる。データ保存用に別のドライブを作成するのもよいだろう。

パーティションを縮小して分割するには、パーティションを右クリックして「ボリュームの圧縮」を選択(写真=右)。「圧縮する領域のサイズ」に、分割したいパーティションの容量を指定する(写真=中央)。分割可能な最大容量は自動的に算出され、ドライブに保存されているデータに対してギリギリの容量を設定することはできない。指定した容量にパーティションが分割される(写真=右)

過去に紹介したVistaチップスと各エディションの対応状況
内容 Home Basic Home Premium Business Ultimate
19枚め:Vistaで接続できないNASに対処する
18枚め:VistaのWindows Updateを使いこなす
17枚め:VistaとWindows XP間の文字化けを解消する
16枚め:Internet Explorer 7のタブ機能をカスタマイズする
15枚め:Internet Explorer 7のユーザーインタフェースを改造する
14枚め:Vistaのジャンクションを理解する
13枚め:Vistaでユーザー用フォルダの参照先を変更する
12枚め:Vistaでファイルやプリンタを共有する
11枚め:Vistaの詳細ブートオプションを利用する
10枚め:Vistaの便利な機能を有効に、不要な機能を無効にする
9枚め:VistaにXP用ドライバを手動でインストールする
8枚め:ファイルとレジストリの仮想化を理解する
7枚め:「システムの復元」と「以前のバージョン」で使う領域を変更する
6枚め:WindowsメールにOutlook Expressの環境を取り込む
5枚め:非対応のWindowsヘルプを利用可能にする
4枚め:間違って削除したファイルを復元する
3枚め:「ファイル名を指定して実行」をスタートメニューに加える
2枚め:アプリケーションを管理者として実行する
1枚め:ユーザーアカウント制御を使いこなす

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