「みっくみく」にされた今年最後のインテル秋葉原イベント(2/2 ページ)

» 2007年12月23日 15時45分 公開
[古田雄介,ITmedia]
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“ミクタイム”以外は、X48マザーが主役

最新のPC事情に興味を持つ層が押し寄せる。ある男性は「ようやく中に入れた」と苦笑いしていた

 藤田さんのセッションが終了すると、席取りをしていた人を除いて、大勢の観衆は一旦引き、入れ替わるように自作PCの最新トレンドに興味を持つ層が集まってくる。

 会場内の客層は普段どおり(?)に年齢が上がり、ベンダー各社が展示している未発売のマザーボードなどに注目が注がれた。最も関心が寄せられたのは、ASUSTeKとMSI、ECSが展示していたIntel X48 Express搭載マザーだ。それぞれ型番とスペックが添えられていたが、価格や発売時期は未定。

 また、アイ・オー・データ機器は、2008年1〜2月に受注生産を始める予定のPC3-10600メモリのデモ機を参考展示しており、こちらも話題を集めていた。デモ機では、オーバークロックツール「NVIDIA nForce System Tools 6.0 Beta」を使って、標準で1333MHzのところを1600HMz(PC3-12800相当)まで高めていた。「保証外の使い方ですが、こういった遊びができるほどポテンシャルの高いメモリです。国内で設計と製造を行っていますから、信頼性は抜群です」(アイ・オー・データ機器)という。

ASUSTeKブース。3-way SLIに対応した「P5N-T Deluxe」(写真=左)と、X48マザー「P5E3 Premium/WiFi-AP @n」(写真=左)。MSIのX48マザー「X48 Platinum」(写真=中央)。ESCもX48マザー「PX2」を展示(写真=右)

アイ・オー・データ機器のPC3-10600メモリを搭載したデモ機(写真=左)。切り離される前のレアな生基板も展示。ちなみに、PC3-10600は容量1Gバイトで1枚8万円前後となる見込みだ(写真=中央)。CPU-Zの「Rated FSB」の項目が1601.7MHzにクロックアップされているのが分かる(写真=右)

 メインステージでは、インテルの梶原武志氏や土岐英秋氏、鈴木光政氏が、製造プロセス45ナノメートルのインテル製CPUについて解説。また、サーマルティクやマイクロソフトによるセッションも行われた。藤田さんのセッションに比べると、どうしても観衆が少なく感じるが、毎回立ち見の人が10人程度おり、貴重な情報に耳を傾けていた。

ノートPC向けCPUからコアアーキテクチャまでの歴史を解説した土岐英秋氏(写真=左)。鈴木光政氏はXeonについての解説を担当(写真=中央)。サーマルティクのセッション(写真=右)

 なお、ひととおりのセッションが終了したあと、某メーカーの担当者は「最新技術に興味を持つ人が多くてありがたかったです。初音ミクファンにはさすがにスルーされましたが、一日を通して熱心な人と話ができたのは収穫でしたね」と語っていた。客層の入れ替わりがスムーズに行われたことで、別々の興味を持つ人たちが上手く共存できたようだ。

AMDもイベント敢行――でも「意識していません」

 なお、22日(土)には、AMDも店頭イベントを行っている。会場はソフマップPCタウン リユース総合館の店頭で、毎回50人以上の観衆が集まり、盛況な様子だった。11月23日に開催した「“ネイティブ” だけじゃない 〜進化し続けるプラットフォーム “Spider”〜」の内容をかいつまんだイベントということで、Phenom 9500マシンとAthlon 64 X2 6000+マシンのベンチマークデモを中心に展開。

 司会の佐藤氏は「事前告知しなかったのに、大勢の人が集まってくれて感謝しています。PhenomやSpiderの魅力を伝えることができたのではと思います。今日は今年最後のイベントだったので、よかったですね」と、疲れを見せずに語る。

 なお、インテルのイベントについては「やっているらしいですね。でも、意識してゲリライベントを敢行したわけではないですよ。あちらも盛り上がってくれればと思います」と、普段と違って(?)控えめなコメントを残した。

ソフマップPCタウン リユース総合館の店頭で計3回行われたAMDイベント(写真=左/中央)。1年間、数々の挑発的なコメントを残しまくった司会の佐藤氏。今年最後は遺恨を残さずさわやかに締めくくった。お疲れ様でした(写真=右)

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