MSIブランドのモバイル/ゲーミングノートPCを投入――低価格ミニノートPC第2弾も言及 PumaもMontevinaも登場(2/2 ページ)

» 2008年07月26日 15時45分 公開
[田中宏昌,ITmedia]
前のページへ 1|2       

ゲーミングPCの「GT735」と「GX400」

最上位モデル「GT735」

 新たに発表された5モデルのうち、ゲーミングPCは2モデルだ。

 「GT735」は、1920×1200ドット表示に対応した17型ワイド光沢液晶ディスプレイを搭載したAMD HD! Experience準拠のフラッグシップモデル。CPUはTurion X2 UltraでチップセットはAMD M770+SB700、GPUにATI Mobility Radeon HD 3870を採用する。HDMIやeSATA端子に加え、システムのパフォーマンスを向上する「Turboボタン」と省電力機能「Ecoボタン」を追加しているのが特徴だ。200万画素Webカメラや4スピーカー+サブウーファーを内蔵するほか、ボディの材質を従来のプラスチックからヘアライン加工を施したアルミ素材に変更し、タッチパネルにアルミ削りだしを採用している。本体サイズは395(幅)×278(奥行き)×26.5〜35(厚さ)ミリ、重量はバッテリーなしで約3.2キロだ。また、本体のデザインにあわせたキャリングバックや、おもりでバランスを変更できる有線マウスも標準で付属する。発売は8月上旬予定で、価格は21万円台の見込み。

テンキーを標準で備える(写真=左)。新設されたタッチセンサのEcoとTurboボタン(写真=中央)。2つの同時押しにも対応し、性能を向上させながら省電力化を図れるという。展示機の主なスペック(写真=右)

GT735の主なポイントとスペック(写真=左と中央)。専用デザインのキャリングケースとマウスが付属する(写真=右)

 もう1つは、2007年に投入したゲーミングノートPC「GX600」を一回り小型にした「GX400」だ。1280×800ドット表示に対応した14.1型ワイド光沢液晶ディスプレイを備え、Centrino 2プラットフォームに準拠する。CPUはCore 2 Duo P8400(2.26GHz)、チップセットはIntel P45+ICH9-M、無線LANにIEEE802.11a/g/n、GPUにはGeForce 9600M GSを備える。

 GT735と同様にTurboおよびEcoボタン(タッチセンサではない)を採用するほか、HDMIやeSATA端子、Webカメラなどを実装する。発売予定は8月下旬から9月頭で、店頭では16万円台になる予定だ。

「GX400」のカラーリングは黒が中心で天板にイタリアンレッドを採用する。TurboおよびEcoボタンも備える(写真=中央)。GX400の主なスペック(写真=右)

ATI Hybrid Graphics対応の12.1型ワイドノートPC「PX211」も展示

「EX300」の主な仕様

 エンターテインメントノートPCシリーズに属するのが、1280×800ドット表示対応の13.3型ワイド光沢液晶ディスプレイを備えた「EX310」と「EX300」だ。HDMI端子や200万画素のWebカメラ、DVDスーパーマルチドライブを内蔵し、Bluetoothに対応するほか、TVチューナーもオプションでサポートしているのが共通の特徴だ。また、黒を基調に天板が赤のボディも変わりない。

 EX310はAMDの最新モバイルプラットフォーム「Puma」に準拠しており、CPUはTurion Ultra ZM-80(2.1GHz)、チップセットはATI RX781+SB700で、無線LANはIEEE802.11b/gとなる。一方のEX300はCentrino 2プラットフォームに準拠し、CPUはCore 2 Duo P8400、チップセットはIntel PM45+ICH9-M、無線LANはIEEE802.11a/g/nを採用する。

 発売は両モデルとも8月下旬から9月頭の予定で、EX310が16万円台、EX300が17万円台で登場する見込み。

 12.1型ワイド光沢液晶ディスプレイを採用した「PX210」は、Pumaプラットフォーム準拠のモデルで、CPUはTurion X2 Ultra、チップセットはAMD M780G+SB700となる。HDMI端子やDVDスーパーマルチドライブを装備し、ギガビットLANもサポートする。ボディサイズは303(幅)×231.5(奥行き)×16.5〜29.5(厚さ)ミリ、重量はバッテリー抜きで約1.8キロだ。Professionalシリーズに属しており、ボディカラーは銀を中心にアクセントで黒が配置されている。

 発売は8月上旬予定で、価格は15万円台の見込みだ。また、発表会場にはPX210とほぼ同じ仕様でGPUにATI Mobility Radeon HD 3450を搭載し、ATI Hybrid Graphicsに対応したP「X211」も展示され、係員によれば発売を検討している最中とのことだった。

 なお、ここで取り上げたモデルの細かいスペックや発売日、価格などは後日正式に公開されるとのことなので、現時点では概要が公開されたにとどまる点に注意してほしい。

こちらはATI Hybrid Graphicsに対応した「PX211」(写真=左)。GPU-Z 0.2.6(写真=中央)とWindowsエクスペリエンスインデックスの画面(写真=右)

参考展示されていたゲーミングPC「GX620」(写真=左)と「GX720」(写真=中央)。GX620が15.4型ワイド、GX720が17型ワイド液晶ディスプレイを搭載する。天板はメッシュ柄になっている(写真=右)

テンキーを備えたGX720のキーボード(写真=左)。タッチセンサのTurboおよびEcoボタンをキーボード上部に用意する(写真=中央)。GX720の主なスペック(写真=右)

エンターテインメントノートPCの「EX630」(写真=左)。アスペクト比16:9の16インチワイド光沢液晶ディスプレイを搭載する。EX630のキーボード(写真=中央)と主なスペック(写真=右)

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  5. QualcommがPC向けSoC「Snapdragon X Plus」を発表 CPUコアを削減しつつも圧倒的なAI処理性能は維持 搭載PCは2024年中盤に登場予定 (2024年04月25日)
  6. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC (2024年04月24日)
  9. AI PC時代の製品選び 展示会「第33回 Japan IT Week 春」で目にしたもの AI活用やDX化を推進したい企業は要注目! (2024年04月25日)
  10. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー