デルが放つミニPC「Inspiron Mini 9」をチェックする 写真だから分かる(2/2 ページ)

» 2008年09月08日 16時16分 公開
[田中宏昌(撮影:矢野渉),ITmedia]
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メモリもストレージ容量も選択可能

試しに2Gバイトのメモリに交換したところ、無事に認識した

 内部のシステムに目を移そう。本機はほかのAtom搭載ミニノートPCと同様、CPUにインテルのAtom N270(1.6GHz/2次キャッシュ512Kバイト/FSB 533MHz)、チップセットにグラフィックス機能を統合したIntel 945GSE Expressを採用する。

 メインメモリやストレージのSSDはBTOで容量が選べ、メモリは512Mバイトと1Gバイトの選択肢があり、なぜかチップセットがサポートする最大容量の2Gバイトは用意されていない。試しに手持ちの2Gバイトモジュールを取り付けたところ問題なく動作したが、もちろんメーカーのサポート対象外となる行為だ。なお、メモリスロットは1基しかないので、できる限り容量の大きいメモリをあらかじめ選択しておきたい。

起動時間などの計測結果
OS起動 39秒8
休止状態へ移行 19秒2
休止状態からの復帰 16秒6
サスペンドへ移行 7秒6
サスペンドからの復帰 4秒2
シャットダウン 19秒9

 SSDは16Gバイト、8Gバイト、4Gバイトから選べるが、4GバイトではOSにWindows XP Home Edition(SP3)を選択できず、事実上、Linux(Ubuntu 8.04 Dellカスタマイズ版)専用だ。16GバイトのSSDとWindows XP Home Edition(SP3)を搭載した評価機では、初期状態で約10Gバイトの空きがあったが、貸出機にはリカバリメディアが付属せず(製品版では付属)正確なところは確認できなかった。ちなみに、4Gバイトと8GバイトSSDの差額は4200円、4Gバイトから16Gバイトの差額が8400円と手ごろなので、こちらもメインメモリと同様、予算が許す限り大容量モジュールを選びたいところだ。

 標準で4セルのバッテリーが付属し、公称値で約3.4時間の駆動が行える。現時点で大容量バッテリーをラインアップする予定はないとのこと。ACアダプタは重量こそ約175グラムと軽いが、サイズは33(幅)×110(奥行き)×57(厚さ)ミリ、ケーブル長は255センチもあり、持ち運びに不便なのが惜しい。BBench V1.01を使ってバッテリーの動作時間を計測したところ、輝度最高で電源設定をポータブル/ラップトップにしてWeb巡回(60秒間隔)とキーストローク出力(10秒間隔)をオンにしたところ、2時間55分でバッテリー残量がゼロになった。

底面にあるネジを2本回すだけでカバーが取り外せる。カバー内には1基のメモリスロットとMini PCI Expressスロット(無線LANモジュールが装着済み)、SSDモジュールが現れる。基板上にはWWANの文字が見えるが、パターンのみでコネクタは用意されていない。左の写真が16GバイトSSD搭載機、中央の写真が4GバイトのSSDを搭載した評価機だ。標準で4セルバッテリー(14.8ボルト 32ワットアワー)が付属する(写真=右)。バッテリー単体の重量は約220グラムだ

4GバイトのSSDモジュールにはインテルのロゴがシルク印刷されていた(写真=左と中央)。右の写真は1Gバイトのメモリモジュール(PC2-6400対応)と16GバイトのSSDモジュールで、後者にはSTECのロゴが見られた

CPU-Zで見たスペック

GPU-Zで見たスペック(写真=左)。Webカメラを使ったスナップ写真(写真=中央)。ビデオチャットも容易に行える。無線LANやBluetoothの切り替えを行うWireless Select Swith(写真=右)

デバイスマネージャの画面

 こちらのレビュー記事ニュース記事で触れた通り、本機の最大の特徴はファンレスシステムによる優れた静音性にある。そのぶん、ボディの発熱はアイドル時でもそれなりに発生するが、空調が行き届いた部屋であれば手を触れられないほど熱を帯びることはない。

 現時点では、Ubuntuを搭載した最小構成で4万9980円、Windows XP Home Edition(SP3)を採用した最小構成で5万7330円と、デルらしい圧倒的なコストパフォーマンスが影を潜めている印象だが、同社お得意の割引クーポンや各種キャンペーンはまだ適用されていない。本機の評価は、これらが開始されてからでも遅くはないだろう。今後はカラーバリエーションの展開を含め、BTOメニューの拡充と、よりアグレッシブな価格の追求を期待したいところだ。

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