クレバリー1号店で注目を集めていたのは、ソニーNECオプティアーク製の薄型BD-ROMドライブ「BC5500A」だ。BO-ROMの読み込みとDVDスーパーマルチ機能を備える光学ドライブで、5499円と非常に低価格なのが特徴だ。「ソフトウェアを付属していませんが、BD-ROM関連で最安のモデルといえるでしょう。ただ、薄型ドライブをマウントするアイテムは品数が少なく、導入しにくいデメリットもあります。それでもこの値段なら売れるでしょうね」と語っていた。
なお、通常サイズのBD-ROMドライブでは、通常売価で1万円を割るモデルはまだ登場していない。これについて某ショップは「AV向けのノートPCを作るメーカーが増えているということでしょうね。その余りのパーツがアキバに流れている。ただ、それでも薄型ドライブのほうが製造コストが高いので、現在の価格バランスは異常です。それだけデスクトップ向けのPCが売れていないのでしょうか」と話していた。
サイズからは、3.5インチベイに装着できるアクセスパネルが複数登場している。2チャンネルファンコントローラーとUSB 2.0×4、eSATA×1を備えた「KAZE STATION」が2500円前後、4チャンネルファンコントローラーを備える「KAZE Q」が1800円前後で出回っている。在庫は潤沢だ。ツートップ秋葉原本店は「3.5インチフロントベイを持て余している人は多いので、特にKAZE STATIONが売れそうです。eSATA接続の外付けHDDが売れていますからね」と語っていた。
最後は先週お伝えした、クレバリー1号店の「定額給付金関連キャンペーン」の詳報をお伝えしたい。店内には「国が補填」「1万2000円」などの文字が躍るPOPがいくつも張られており、キャンペーン対象商品もずらりと並ぶ。ただし、1万2000円で売る製品ばかりではなく、「あくまで普通のキャンペーンの賑やかしっす。1万2000円以外の価格がついているパーツのほうが多いかもです」(同店)と話す。そのため、1万8980円で売る製品のPOPに「定額給付金を使えば、実質6980円!」などの苦しい文言が並んでいた。同店は「それもご愛敬ということで、是非ご来店ください。ちなみに“定額給付金を持ってきた”という方はまだお目にかかっておりません」と笑顔で語っていた。
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