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“全部入り”で“安い”日本HPの複合機「C309a」を試すADF/FAX/LAN付きで3万円(2/2 ページ)

» 2009年04月08日 16時30分 公開
[林利明(撮影:矢野渉),ITmedia]
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充実したインタフェースを装備、ボディは奥行きがやや長め

 インタフェースは、USB 2.0、100BASE-TXの有線LAN、IEEE802.11b/gの無線LAN、Bluetoothを標準で備え、インクジェット複合機としては非常に充実している。スキャナとメモリカードスロットの機能は、ネットワーク経由でも利用可能だ。複数のPCからスキャナ機能を利用したり、メモリカードスロットにアクセスしたりできる。メモリカードスロットは、C309aをネットワーク接続でPCにセットアップすると、ネットワークドライブとしてマウントされる仕組みだ。

4800dpiのCISスキャナを搭載(写真=左)。PC接続用のUSBや有線LAN、ACアダプタ用のDC入力などのインタフェースは背面の右側に配置されている(写真=右)

 本体サイズは468(幅)×473(奥行き)×283(高さ)ミリ、重量は約10.4キロ。豊富な機能を備えていることもあり、小型化が著しい昨今のA4インクジェット複合機の中では、やや大きめのボディだ。特に、前面給排紙機構と自動両面印刷ユニットを装備しているため、使用時の奥行きは結構な長さになる。

左から本体の前面、背面、側面。使用時は排紙トレイのガイドが前方に飛び出す

スタンドアロン機能は豊富だが、GUIは使いにくい一面も

 続いて、本体の操作性とスタンドアロン(PCと接続しない場合)で利用できる機能を見ていこう。操作パネルは全体に傾斜しており、角度を調整するチルト機構はない。カラー液晶モニターのサイズは2.4型と標準的だ。

 FAX付き複合機なのでボタンの数は結構あるが、独立した機能を割り当てたボタンが多く、機能別に縦線でボタンが区切られていることから、慣れれば使いやすい。基本的には液晶モニターのメニューで機能の選択や設定を行ってスタートボタン(OKボタン)を押すという流れだが、いくつかの機能は独立したボタンから直接呼び出せる。

横長の操作パネルは左端に液晶モニター、その右に機能別のボタン、右端にテンキーと電源ボタンを並べている

 メニューの操作は、4方向ボタンとOKボタン、戻るボタン、キャンセルボタン、設定ボタンなどで行う。操作そのものは分かりやすく、液晶モニターのメニューもグラフィカルで見やすいのだが、メニューの構造がいまひとつ洗練されていないのは気になった。

 例えばトップメニューから「コピー」を選択すると、コピー枚数の設定が表示されるのだが、そのほかの設定は設定ボタンで開く必要がある。コピーの設定では、拡大/縮小や縮小割り付け(2枚の原稿を縮小して1枚の用紙にコピー)、コピー品質、濃度、両面コピー、プレビュー後にトリミングしてコピー、用紙サイズ/種類などを指定できる。現在の設定の情報一覧性に欠け、何らかの設定を変更するのにもボタンを押す回数が多くなりがちだ。

 一方、メモリカードからのダイレクト印刷の操作は、とてもシンプルだ。メモリカードを装着すると自動的に「写真」モードになる。写真モードの機能は、アルバム作成と印刷、表示と印刷(メモリカードの画像を選んで印刷)、任意のPCへの画像保存という3通りがあり、用途に応じた機能をここから選択すればよい。

 この中でよく使うのは表示と印刷で、メモリカード内の画像を4つのサムネイルで表示し、印刷したい画像と枚数を選んでいく操作になる。複数の画像を違った枚数で印刷する場合、画像の選択と枚数指定を繰り返す必要がある。印刷画像と枚数はプレビュー機能で1枚ずつ確認する仕様だが、サムネイル表示でまとめて確認できるとよかった。

 印刷の設定は、レイアウト(フチなしや用紙サイズ)、用紙種類(通常は自動でOK)、日付の印刷しか用意されていない。操作パネルの機能ボタンで自動の「赤目除去」を適用することは可能だ。

 また、「クイックフォーム」という機能で、さまざまなフォーム用紙を出力することもできる。ざっと列挙すると、FAX表紙、カレンダー、チェックリスト、ノート用紙、五線紙、グラフ用紙、ゲーム用紙などだ。ゲーム用紙には、数独、迷路、Dotsの3種類があり、パズルゲームを出力して手軽に楽しめるアイデアは面白い。もちろん、数独や迷路のパターンは印刷の度に変化するので、何度でも楽しめる。

液晶モニターのメニューは十分な視認性があるが、情報量は少なめ(写真=左)。写真印刷のサムネイル表示は4コマだ(写真=中央)。カレンダーやチェックリスト、五線譜、グラフ用紙などを作成できるクイックフォーム機能も備えている(写真=右)


 以上、C309aの主な特徴とPCレスで利用できるスタンドアロン機能をチェックした。レビューの後編では、PC接続時に利用できるソフトウェアや印刷速度、印刷品質をチェックする予定だ。後編は、こちら(速度と画質を徹底検証:続・“全部入り”で“安い”日本HPの複合機「C309a」を試す)。

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