導入や運用で最大50%のコスト削減を実現した新「HP Officejet」シリーズ発表会HP流コスト削減指南(1/2 ページ)

» 2009年04月13日 18時46分 公開
[田中宏昌,ITmedia]

厳しい経済状況の中でHPができること

執行役員 イメージング・プリンティング事業統括 挽野元氏

 日本ヒューレット・パッカード(HP)が中小企業向けのインクジェットプリンタ「HP Officejet/Officejet Pro」シリーズのラインアップに新モデルを投入した。発表会では、同社執行役員 イメージング・プリンティング事業統括 挽野元氏が新製品投入についての背景や戦略を説明した。

 挽野氏は「経済状況の先行きが不透明な中、何に注目し、リソースを割くべきか、経費削減できる方法は何かと顧客から問われる場合が多くなっている。ここを助けるのが我々の役目である」とし、「コスト削減に注目すると、印刷にかかわるコストは無視できないものがある」と述べた。

 具体的なコスト削減手段として、挽野氏は3つの例を挙げた。「1つめは、顧客が所有している資産をリースにして経費に変える設備投資の削減、2つめがHP Managed Print Serviceによってプリンティング環境を精査し、運用経理を管理することでプリンティングコストを最大30%下げること、そして3つめがキャッシュフローの管理だ」とした。加えて、「これからはグリーン化とコスト削減の両立を実現するのも重要なテーマであり、(HP製品を使うことで)用紙の削減で最大30%削減し、電力削減によるエネルギー消費も大幅に削減できる」とまとめた。

2009年のビジネス優先課題のトップ3(ガートナーレポートより)
HP Managed Print Serviceによって設備投資を大幅に削減できる
HP Managed Print Serviceを利用することで運用コストも大幅に削減を行える

HP製品を使うことで、グリーン化とコスト削減を両立する
低価格カラーレーザーと比較して、新モデルはコストと省エネの両面で最大50%も削減が可能という
不況下でのキーポイント

カラーレーザー複合機と比べて、性能や価格で有利な新モデル

同社イメージング・プリンティング事業統括 コンシューマ&ウェブソリューションビジネス本部 コンシューマ・マーケティング部 部長 徳永信幸氏

 続いて、同社イメージング・プリンティング事業統括 コンシューマ&ウェブソリューションビジネス本部 コンシューマ・マーケティング部 部長 徳永信幸氏が新モデルのラインアップを紹介した。

 「今回発表した4モデルは、いずれも導入コストやランニングコストだけでなく、消費電力も低いのが特徴だ」と新製品を紹介。「Officejet Proシリーズでは全4色顔料インクの新システムとワイドプリントヘッドを搭載することで、レーザープリンタを上回る印刷品質と印刷速度を両立した。また、大容量のインクカートリッジを採用した新インクシステムの導入により、印刷コストは約6.6円/枚(大容量のHP940XL)、ローエンドモデルのインク(大容量HP920XL)でも約7.6円/枚(A4普通紙カラー文書の印刷コストの場合)と安く、インクカートリッジも低価格(直販価格で1260円〜3297円)で提供する」と述べ、印刷コストのシミュレーションを示した。「さらに新モデルでは自動両面機能をはじめ、ソフトウェアでインク量をコントロールしたり、印刷枚数を削減するHP Smart Web Printingを利用することにより、ランニングコストを一段と下げるのが可能になった。カラーレーザー複合機と比べても、性能や価格で大きなアドバンテージがある」と自信を持ってアピールした。

HPのビジネス向けインクジェット製品で実現するコスト削減
新たに投入された4モデルの直販価格
従来機と合わせて、全6モデルでラインアップは構成される

HP Officejet Pro 8500 WirelessとHP Officejet Pro 8000で採用された新インクシステム
全4モデル中3モデルで両面印刷機能を標準装備し、用紙コストを削減する
大容量のインクを導入することで低ランニングコストを実現

プリンタドライバでインク使用量を簡単に調整できる
付属ソフトウェアでWebの印刷コストを削減する
カラーレーザープリンタ/家庭向けインクジェットとのランニングコスト比較

最上位機の「HP Officejet Pro 8500 Wireless All-in-One」
最上位モデルの概要
デジタルSEND機能は最上位モデルでのみ利用可能だ

「HP Officejet Pro 8000」の概要
「HP Officejet 6500 Wireless All-in-One」の概要
「HP Officejet 6500 All-in-One」の概要

 次ページでは、新モデルに伴う販売施策を取り上げる。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年01月19日 更新
  1. マウスコンピューター「全モデル販売停止」の真相 軣社長が語った“想定外の受注急増”と“正直な決断” (2026年01月16日)
  2. 折りたたみ式の「DIWANGUS レーシングコックピット」が17%オフの2万1619円に (2026年01月16日)
  3. RTX 5090/5080はもはや「レアキャラ」──GPU枯渇が深刻化するアキバで光る「50万円切り」RTX 5080搭載PC (2026年01月17日)
  4. AppleがGoogleの「Gemini」とクラウド技術を採用/Googleの動画生成AIモデルが「Veo 3.1」に 縦型動画にも対応 (2026年01月18日)
  5. 23.8型でワイヤレス、しかも4万円台! ユニークの巨大モバイルディスプレイ「UQ-PM238CST-Q」の実力と注意点 (2026年01月14日)
  6. 4K有機ELの圧倒的没入感を楽しめる「Dell AW3225QF」がセールで16%オフの12万9980円に (2026年01月16日)
  7. 天空、Ryzen AI Max+を搭載した着脱式14型2in1モバイルPC「OneXPlayer Super X」の国内取り扱いを発表 (2026年01月16日)
  8. 経産省がアンカーのリコール進ちょく状況を発表 製造/品質管理体制を強化 (2026年01月16日)
  9. 東プレ「REALFORCE R4」を徹底検証する RC1のDNAを継承し、さらなる進化を遂げた次世代スタンダードの実力 (2026年01月15日)
  10. 2026年のASUSは「大きな2画面ノートPC」推し!? 進化したZenbook/ROG Zephyrus DUOからコジプロコラボまで一挙にチェック! (2026年01月16日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年