インタビュー
» 2009年11月04日 11時37分 公開

「不要なものがない、世界で最も優れたコンシューマー向けデスクトップPC」iMac製品担当者に聞く(3/4 ページ)

[林信行,ITmedia]

刷新されたキーボード、マウス、Apple Remote

――標準キーボードやマウスのワイヤレス化に踏み切った理由はなんだったのでしょう?

スメルツァ だって、ワイヤーなんて誰も欲しくないですよね(笑)。iMacの目標は余計なものが一切ないシンプルな環境であり、ワイヤレスキーボードとマウスはそれを実現するのに必要不可欠でした。

マルチタッチ技術を採用したMagic Mouse

――マウスは最新のMagic Mouseですね。

スメルツァ そうです。Magic Mouseはマルチタッチ技術を採用した初めてのマウスです。Bluetoothを使ってワイヤレスで利用できます。

 同マウスは左クリックと右クリックの2種類のクリックを認識してくれますが、左利きの人は、OSの設定を変えて左右のボタンを入れ替えることも可能です。また指を使ってマウス表面をなぞることで360度方向のスクロール操作が可能ですが、この時、慣性スクロールというオプションを有効にしておくとiPhoneのスクロール同様、勢いを付けてしばらくスクロールさせることもできます。

 さらに、指2本を使ってマウス表面を左右になぞることでスワイプ(ページ送り)の操作をすることもできます。ちょうどノート型製品のトラックパッドで実現しているのと同じマルチタッチジェスチャーです。

――サポートしているジェスチャーは2本指まででしょうか。ピンチ操作での表示の拡大や縮小はできないんですね。

スメルツァ ええ、そうです。マウスはトラックパッドとは違って手でつかんで動かすものなので、あまり指を使った複雑な動きは採用せず、1本指の操作を基本にしました。

――Mighty Mouseのユーザーは、マウスを握ってExposeを呼び出す機能を気に入っていた人も多いようですが、これはMagic Mouseではなくなってしまったんですよね。

スメルツァ そうですね。Magic Mouseでは、改めてどの操作をマウスから呼び出すべきか吟味し直しました。その結果、ExposeやDashboardの呼び出しは新たに用意されたキーボードのDashboardキーやExposeキーを使うという結論に達しました。

――(Magic Mouse本体の)背面はまるで雪車(ソリ)のようですね。

スメルツァ そうですね(笑)。底面のここにあるのがスイッチで、これをオフにしておけばカバンの中に放り込んでおいても勝手に電力が消耗してしまったり、飛行機内で誤って電波を発するのを防ぐことができます。

 オンのままでも、Magic Mouseは使っていないあいだは自動的に節電モードに入るためバッテリー交換なしで約4カ月間使えます。

 このようにマウスとキーボードをワイヤレス化したことで、今度の新しいiMacは箱から出したら電源ケーブルを1本さすだけですぐに使える、きわめてシンプルな作りにできました。

――キーボードのほうも変わったんですよね。バッテリーが1本少なくなったとか。

スメルツァ そうです。以前は単3電池が3本必要でしたが、最新キーボードは2本で動くようになりました。こんなところからもアップルの省電力化への取り組みに気づいてもらえるのかもしれません。

新しくなったApple Remote

――そういえば新iMacではApple Remoteも新しくなっていますね。

スメルツァ ええ、こちらが新しいApple Remoteです。総アルミ仕上げになり、ボタンも1個増えました。

――何のボタンが増えたんでしょう? これまでのMacでも使えるのでしょうか?

スメルツァ 新たに再生/一時停止ボタンが追加されました。これによって、これまで選択ボタンを2回続けて押さなければならないようなシチュエーションで、ひと手間減らすことができます。一度項目を選択してから再生を実行するのではなく、選んですぐに再生させることができます。新Apple Remoteは旧製品でも動作するはずです。

――背面にコインで回す穴があって、ここで電池を交換するようになっているんですね。

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