「年末ならいい燃料だったのに」――Radeon HD 5670カードが続々登場古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2010年01月18日 09時00分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「初代AtomとIONに続く第3次ブームが期待できるかも」――mini-ITXマザーの新製品が豊富

ZOTAC「GF6100-E-E」

 mini-ITXマザーが多数登場している。先週、複数のショップにZOTACのSocket AM2マザー「GF6100-E-E」が入荷した。価格は6000円弱で、在庫は潤沢。

 GF6100-E-Eは、チップセットにGeForce 6100+nForce 430(MCP61P)を採用したモデルで、オンボードのアナログRGB出力やギガビットLANなどを備えている。DDR2メモリスロットは2基で、PCI Express x1スロットは1基。搭載できるCPUは、TDP65ワット以下のPhenom IIやAthlon IIなどだ。パソコンハウス東映は「低価格ですがそれなりのハイスペックマシンが組めるマザーです。グラフィックス機能は弱いので、サーバ用途で買われる方が多いんじゃないかと思います」と話している。

 一方、グラフィックス機能が強いmini-ITXマザーも同じタイミングで登場している。Intel G43+ICH10チップセットを搭載したZOTACの「G43ITX-A-E」で、価格は1万2000円前後。オンボードでHDMIやDVI、アナログRGB出力に対応しており、PCI Express x16スロットも備える。また、標準構成でIEEE 802.11b/g/n対応の無線LANアダプタを乗せているのも特徴だ。そのほか、ギガビットLANや2基のDDR2メモリスロットを搭載している。対応するCPUは、TDP65ワット以下のCore 2 Quad/Duoなどだ。

 TSUKUMO eX.は「IONよりも総合的なパフォーマンスの高いリビングPCを組みたい人にオススメです。今はCore 2シリーズも安くなっているので、5〜6万円で強力なマシンになるでしょう。PCI Express x16スロットしかないので地デジチューナーカードが差せないのは残念ですが、まあ、外付けタイプもありますし」と語る。

 選択肢が増えたことで、mini-ITX関連が盛り上がることを期待する声がいくつかあった。ドスパラ秋葉原本店は「IONマザーが登場してから、定番ジャンルになったこともあって、mini-ITXはそこそこの人気がありますね。新型Atomマザーが登場したことで、ベンダー各社がそのほかのラインアップを一斉に投入しているようです。ZOTAC以外からも続々と出ていますしね」と話していた。

GF6100-E-Eの基板(写真=左)。ZOTAC「G43ITX-A-E」(写真=中央/右)

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