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» 2010年02月04日 18時00分 公開

監視カメラからiTunesまで――“最強NAS”をホームサーバとして使う“真・最強NAS”活用術 第4回(2/4 ページ)

[瓜生聖,ITmedia]

豊富なメディアサーバ機能――Qmultimediaフォルダ

 家庭内で大容量のストレージを必要とするデータは動画、音楽、画像といったメディアコンテンツだ。TS-639ProにはQmultimediaフォルダ以下に置かれたメディアコンテンツをネットワーク経由で利用可能にする機能が複数用意されている。

  • UPnPメディアサーバ

 UPnPメディアサーバ機能は、DLNAに対応した各種メディアプレーヤーにコンテンツを配信する。PCから閲覧する場合はファイル共有機能で直接ファイルを開いてもよいが、ファイル共有機能を持たないアプライアンスでも利用できるのがメリットだ。DLNAクライアントにはPS3やXBoxをはじめ、バッファローやアイ・オー・データ機器のネットワークメディアプレーヤーなどがある。搭載されているDLNAサーバはTwonky Mediaだ。

UPnPメディアサーバは、「アプリケーション」からUPnPメディアサーバで有効化した後、ポート9000にブラウザからアクセスする(画面=左)。UPnPメディアサーバ Twonky mediaはデフォルトでは英語インタフェース。First stepsで日本語を選択すれば日本語化できる(画面=中央)。最も手軽なDLNAプレーヤーはWindowsMediaPlayer。左ペインにDLNAサーバの「TwonkyMedia」の文字が見える。なお、ここに表示する名前はTwonkyMedia設定画面から変更可能だ(画面=右)

iTunesサーバの設定は基本的にはチェックボックスにチェックを入れるだけ。あとは自動的にQmultimediaフォルダ以下から自動的に音楽ファイルを検索、配信してくれる
  • iTunesサーバ

 音楽ライブラリの管理、視聴にiTunesを使っているユーザーは多いだろう。iTunesではライブラリの共有機能があり、ファイル共有と同じようにほかのPCからも音楽・ビデオを再生できる。ただし、メディアファイルを保存しているPCのiTunesは起動しておく必要がある。

 TS-639ProのiTunesサーバ機能を使えば、ライブラリの管理、メディアファイルの配信をTS-639Proから行うことができる。ファイル共有機能を使ってTS-639Pro上のメディアファイルを直接iTunesライブラリに追加することもできるが、iTunesサーバ機能を使うメリットはライブラリの保守を自動的にやってくれるところだ。PC上でiTunesのライブラリに曲を追加する場合はライブラリフォルダに音楽ファイルを置くだけでは認識されず、フォルダの追加作業を行わなければならない。ところが、TS-639ProのiTunesサーバ機能は指定されたフォルダ以下を監視しており、ファイルが追加されると自動的にライブラリに反映してくれる。ただし、iTunesサーバのライブラリに直接iTunesから音楽をインポートすることはできない。

 そこで、ファイル共有機能とiTunesサーバ機能を併用する方法が便利だ。一般ユーザーはiTunesサーバ機能を使って読み込みのみを行い、管理者だけがファイル共有機能を使って曲のインポートなどのライブラリの管理を行うようにすると、家族全員で音楽を一元管理することも容易になる。指定した条件での検索結果を自動的にリスト化するスマートリスト機能も搭載されているので、演歌やロック、アニソンなど、ユーザーによって異なる嗜好の曲が混在していても自分好みの曲だけを再生することが可能だ。

iTunesの共有にTS-639Proとスマートプレイリストが表示される(画面=左)。スマートプレイリストの設定画面。条件に一致する曲が自動的に選択される(画面=中央)。 ファイル共有機能を使ってもTS-639Pro上の音楽ファイルをiTunesで再生することは可能。ただし、自分のiTunes以外からファイルを追加した場合はライブラリの更新は手動で行う必要がある(画面=右)

  • マルチメディアステーション

 マルチメディアステーションはブラウザベースのメディアプレーヤーだ。それほど機能は多くないが、Webブラウザでメディアの確認ができるので、家庭内よりもむしろ外部からアクセスする場合に有効だろう。

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