先週、マザーボードで一際異彩を放っていたのは、ASRockのmicro ATXマザー「PV530」だ。
PV530は、VIAから登場した1.8GHz動作のシングルコアCPU「PV530」を搭載しており、グラフィックス内蔵チップセット「VX900」とのコンビで使える。そのほか、x8動作のPCI Express x16スロット1基とPCIスロット1基を搭載。メモリスロットはDDR2スロット2基とDDR3スロット1基を備え、どちらかを排他で使用する。どちらの構成でも容量は最大4Gバイトまで。映像出力はアナログRGBで、価格は7500円前後だ。
DDR2メモリが使えるだけでなく、PS/2やシリアル/パラレルポートを備えるなど、レガシーインタフェースが充実しているのも特徴。入荷したTSUKUMO eX.は「古めのパーツや周辺機器を再利用できるのは魅力ですね。また、H.264/MPEG-4などのフルHD動画の再生支援機能も備えているので、再生中心のAVマシンを安く組むという使い方もできそうです」とアピールする。
ただ、取材時にはまだ購入者が現れていないという。店員さんは「仕様のインパクトが大きいので、まずは勢いで購入して、それから使い道を考えるという人が出てきそうです。コストパフォーマンスは高いですし、長い目でみれば需要はあると思いますよ」と動じていなかった。
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