「お盆は“デカイやつ”が売れますぜ」――2010年お盆のアキバ古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2010年08月16日 11時55分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

カスタム欲をかき立てるフルメッシュケース「LANBOYAIR」がデビュー!

ツートップ秋葉原本店のショップブランドPC売り場。このコーナーも連休に盛り上がっている

 前述のコメントのとおり、お盆や正月などの大型連休期間は、PCケースや組み立てキット一式、液晶ディスプレイなどのかさばる製品を持ち帰るユーザーが多く、結果として店頭でもそれらの売れ行きが上昇するという。その理由を、ツートップ秋葉原本店は「遠くから車で来られる方が多いのが大きいですが、もう1つ、連休中にPCを組み立てたい、使いこなしたいという人が多いのも関係しているでしょう。大型連休中はどうしても購入後の発送時期が普段より遅くなる傾向があるので、確実に組むなら持ち帰るのが理想。なので、多少無理してでも、電車で持ち帰りを選ぶ人も少なくないですね」と解説する。

 デカブツの新製品のなかで、「ARES/2DIS/4GD5」と並んで注目を集めていたのは、AntecのPCケース「LANBOYAIR」だ。LANBOYAIRは、上面を除く5面にメッシュパネルを採用したタワーケースで、シャーシの区切りごとにパネルを細分化し、それぞれ着脱できるようにデザインしている。内部のレイアウトを自在に調整できるほか、上面にも多数の通気口を設けており、付属の12センチファン5基に、同サイズ10基のファンが追加可能。ドライブベイは5インチ×3、3.5インチ×6、2.5インチ×2となる。背面の拡張ブラケットは8本。電源は非搭載で、サイズは222(幅)×513(奥行き)×507(高さ)ミリとなる。価格は2万3000円弱だ。

 サンプルを展示していたフェイス秋葉原本店は「組み上げたあとのパーツ交換なども、小窓を開けてこなせるのがユニークですね。ただ、冷却性に関しては、エアフロー設計の腕が試されるケースだと思います。穴が開きまくっているので、下手な空調だと逆に冷えにくくなるでしょう。そういう意味で腕試しのしがいがあるケースといえます」と評価していた。

8月14日に一斉発売されたAntecの「LanBoy Air」。8月13日時点ではレッドとイエローの在庫を確認した

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