そのほかの新製品では、CoolIT Systemsの水冷キット「Vantage A.L.C.」が目立っていた。CPUブロックとラジエーター兼ポンプがあらかじめ組まれた状態で出荷されており、LGA 1366/1156/775とSocket AM3/2に対応する。実売価格は1万5000円弱から1万7000円の間だ。
CPUブロックの上部にステータス表示が可能な液晶モニターを搭載するのが最大の特徴で、温度やファン回転数、水流速度が把握できるほか、一定の温度を超えたらアラームを鳴らす機能も利用できる。
ツートップ秋葉原本店は「昨年6月に登場した同社『Domino A.L.C.』の後継といえます。12センチファンのねじ穴を使ってラジエーターを固定できるので、多くのケースで導入できるでしょう。難易度も低いですし、チャレンジしたいという人は多そうです」と語る。
ストレージ関連の注目株は、日立GSTの2.5インチHDDだ。一般的な9.5ミリ厚より薄い7ミリのスリムな筐体を採用し、7200rpmで16Mバイトバッファの「Z7K320」シリーズと、5400rpmで8Mバイトバッファの「Z5K320」シリーズの2種類が出回っている。各シリーズのラインアップは320Gバイトモデルと160Gバイトモデルの2種類だ。Z7K320シリーズの価格は320Gバイトモデルが5000円強で、160Gバイトモデルが4500円弱。Z5K320シリーズは320Gバイトモデルが4500円弱、160Gバイトモデルが4000円弱となる。TSUKUMO eX.は「SSDなどで7ミリ厚の2.5インチドライブはありますが、HDDだと珍しいですね。小型PCでニーズがありそう」と話していた。
なお、日立GSTのドライブとしては、ほかにもリテールパッケージのポータブルHDDがデビューしている。500Gバイトの「0S02877」が8500円弱、320Gバイトの「0S02876」が7000円弱。ともにUSB 2.0で接続する仕様だ。
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