mini-ITXがメインマシンでもいいじゃないですか古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2010年10月12日 11時36分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]
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超薄型マシンを構築できるIONマザーの登場と同時に、奇抜な使用例も……

 先週はION2対応のmini-ITXマザー「MI-ION2」も話題を集めていた。Atom D525を搭載しており、AC電源の入力端子をオンボードしている。CPUやチップセットをまとめて冷却する薄型のクーラーを備え、厚みを最小限に抑えているのが特徴だ。SO-DIMM2メモリスロット2基やminiPCI Expressスロット2基を備え、HDMIとDVI出力に対応する。付属のACアダプタは60ワット出力。価格は1万8000円弱だ。

 ツートップ秋葉原本店は「ACアダプタ駆動で固定されているので、使い道はある程度限られてしまいますが、薄いボードを生かしてスリムなAVマシンを作るのに最適でしょう。電源もついてこの値段と考えれば、かなり安くマシンが作れますしね」と話していた。

GIADA「MI-ION2」。国内代理店はファストとなる

 その特性を生かして、T-ZONE.PC DIY SHOPはユニークなPCを展示していた。もりそばのせいろの中にPCを埋め込んだ「そばPC」で、作者はスーファミPCなどのユニークな小型自作マシンを手がけてきた同店の森田氏。同店の11周年セールで盛り上がる店内で、多くのギャラリーを集めている。

 「そばPC」は、3段重ねのせいろのうち、下2段にMI-ION2やHDD、光学ドライブを組み込んでおり、最上段にはもりそばの食品サンプルを乗せているのがポイント。そばに添えられた練りわさびが電源スイッチになっており、刻みネギのなかにHDDランプなどを隠すといった工夫も光る。森田氏は完成品を眺めながら「せいろや食品サンプルはYahoo!オークションなどで入手しました。それだけで1万円弱かかりましたが、マザーはサンプル品なので費用はゼロ。とにかく見た目にこだわりたかったんです」と満足げに語っていた。

T-ZONE.PC DIY SHOPに展示中の「そばPC」。マザーボードの上にシェル型の光学ドライブを置き、底面にSSDを配置している

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