「これで2010年の目玉はコンプリート」――Radeon HD 6970&6950カードが登場!古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2010年12月20日 11時49分 公開
[古田雄介、吉川慧,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

「4万円で最強」――“今年最後の大物”Radeon HD 6970カードが好スタート

11月からのイルミネーションに彩られた秋葉原UDX前の通り

 年の瀬が迫り、クリスマスムードの高まるアキバに、「2010年最後の大物」と言われたPCパーツが登場した。12月15日にデビューしたのは、AMDのハイエンドGPU「Radeon HD 6970」と「HD 6950」を搭載したグラフィックスカードだ。各社のカードが一斉に店頭に並び、価格はHD 6970カードが4万円弱から4万8000円の間で、HD 6950カードは3万円弱から3万円台半ばの間となっている。初回にしては両カードとも多めに入荷しているが、HD 6970カードは人気のため品薄だ。

 Radeon HD 6970とHD 6950は、10月から出回っているHD 6800の上位シリーズにあたるが、コアアーキテクチャなどの内部構造を大幅に変更にしている。GPGPUやダイの単位面積あたりの性能が高まったほか、電力消費の効率化も実現。標準仕様のカードにはともに2GバイトのGDDR5メモリを搭載しており、消費電力はHD 6970が最大250ワット、HD 6850が200ワットとなる。コアクロックは880MHzと800MHzだ。

 10月時点で年内の登場が期待されており、比較的まとまった数量が入荷したため、各ショップの反応はまずまずだった様子。特に上位のHD 6970カードが人気だ。ドスパラ秋葉原本店は「最上位ながら安いモデルなら4万円で買えるという割安感もあり、狙っていた人は多かったですね。初回は売り切れましたが、年内の再入荷も目処が立っているようなので、年末年始も買いやすい状況になる可能性が高いです」と語る。

 また、ツートップ秋葉原本店では、販売解禁時間の前から店内にHD 6970狙いのユーザーが集まっていたという。「7人の方が発売を待っていましたが、残念ながら入荷したのは6枚。申し訳なかったんですけど、お一人の方には涙を飲んでもらいました」とのこと。ただし、17日には新たなHD 6970カードが入荷されていた。

 好調な滑り出しの一方で、長期的なヒットを疑問視する声も聞いた。某ショップは「ベンチマークによっては、あまりスコアが伸びないという話もすでに流れています。ハイエンドカードは初回入荷を狙う人が必ずいますから、最初は順調だと思います。問題はその後ですね。様子見の多かったGeForce GTX 580と570も割と売れるようになってきていますし、真価が問われるのは年があけてからでしょう」と慎重な態度で見守る。

 なお、Radeon HD 6900シリーズには、2GPU構成のHD 6990もラインアップされているが、こちらの入荷時期はどこのショップもつかんでいなかった。パソコンショップ・アークは「マルチGPUの性能を生かせないゲームも少なくないですし、メインはやはりシングルコア最強モデルとなります。RadeonのカギはHD 6970が握っているというのは変わらないでしょう」と話していた。

パソコンショップ・アークに並んだRadeon HD 6970とHD 6950カード(写真=左)。ソフマップ秋葉原本館は取材時にHD 6970カードを売り切っており、HD 6950カードのみを在庫していた(写真=中央)。XFX製カードは初回価格が低く、HD 6970カードは4万円以下、HD 6950カードは3万円以下の値をつけるショップが多数みられた(写真=右)

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月22日 更新
  1. GoogleがAIモデル「Gemma 4」の大規模改善を発表/Windows 11における既知の不具合を公表 (2026年07月19日)
  2. あの“コトコト音”がさらに進化した65%キーボード「ZEN65」の極上キータッチを試す 真ちゅう製内部構造と約1.5kgの重厚ボディー (2026年07月21日)
  3. 持ち歩きに最適な14型モバイルディスプレイ! サンワサプライ「DP-08」のメリットと“軽すぎるがゆえの注意点”を検証 (2026年07月21日)
  4. ジェンスン・ファンCEO、「セガ」と「T-ZONE」を語る (2026年07月17日)
  5. 企業や業種の垣根を越えるコミュニティ「印刷女子」が提示する、“推し”から始まる新しい価値創造と印刷ビジネスの可能性 (2026年07月20日)
  6. MicrosoftのAIセキュリティ新戦略「Project Perception」とは? 脆弱性を先回りしてふさぐ次世代の防御 (2026年07月21日)
  7. 「そっちに曲がるの?」 タッチスクロール搭載で超小型の折りたたみマウス「Mobi Fold MF900」を試す (2026年07月22日)
  8. Arm版Windows 11は“普通”に使えるのか? 「FMV UQ-L1」で試して分かった快適さと“鬼門” (2026年07月22日)
  9. ギガバイトから40周年記念のRTX 5080やX870マザーが登場! Lian-Liの次世代ファンもアキバで話題に (2026年07月20日)
  10. 新CPU「Ryzen 7 7700X3D」が登場も悩ましい事情/修理需要で売れる3500円のコードレス精密工具 (2026年07月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー