グラフィックスカードで目立っていたのは、Radeon HD 6970カードだけではない。新製品コーナーでは、GALAXYのGeForce GTX 460カード「GF PGTX460/1GD5 KATANA」に注目するユーザーも多かった。価格は2万5000円弱で、在庫は少数だ。
GF PGTX460/1GD5 KATANAは、GeForce GTX 460カードで初めて1スロット厚の薄型クーラーを搭載したカードだ。メモリはGDDR5を1Gバイト搭載しており、補助電源は2スロット厚タイプと同じく6ピンタイプを2基備えている。フェイス秋葉原本店は「2スロット厚のカードが物理的につけられないという人も少なくないですから、一定の需要があると思います。1スロットタイプの中では最強の性能があるので、電源の容量に余裕があるなら、試してみたいというユーザーも多いでしょう」と興味深くカードを観察していた。
そして、特価品コーナーで脚光を浴びていたのは、Radeon HD 5870カードだ。HD 6800シリーズに加え、HD 6900シリーズもデビューしたことで、旧製品扱いとなり、複数のショップが在庫限りの処分特価をつけていた。モデルによっては2万2000円以下の値がつけられており、割安にハイスペックなグラフィックス環境が手に入れられるレアな状況となっている。例えば、ソフマップ秋葉原本館では、ギガバイトの「GV-R5870C-1GD」が2万1980円で売られていた。ドスパラ秋葉原本店ではHISの「H585F1GD」が同じ2万1980円だった。
ソフマップ秋葉原本館は「目立って売れるのは新製品ですが、こうした型落ち的な特価品を狙う方もいらっしゃいます。実際、Radeon HD 5870が登場したころから考えると、1万円以下か、場合によっては半値近くまで下がっていますから、相当お得だと思いますよ。こういう特価品に狙いを定めると、予算10万円でハイエンドクラスのマシンを組むといった手練れになれるんじゃないかと思います」と語っていた。
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