CPU売り場で目立っていたのは、AMDの6コアモデル「Phenom II X6 1065T」だ。価格は1万9000円前後で、在庫は潤沢。TDP 95ワットの6コアCPUとして人気のあった「X6 1055T」の後継モデルで、標準の動作クロックは2.8GHzから2.9GHzに向上となり、ターボコア時は3.4GHzまで引き上げられる。
そのほかの仕様は同様で、L3キャッシュを6Mバイト搭載し、TDPは95ワット。クレバリー1号店は「AMDの6コアCPUのなかでも売れ筋の後継ですから、安定した人気が出るでしょう。年末年始にマシンを組むという人にはオススメです」と話していた。
インタフェースカードの注目株は、エアリアの「SD-PESA3-2IR」だ。PCI Express x1接続のカードで、SATA 3.0ポート2基とIDEポート1基を備えているのが特徴。3700円弱で販売されている。パソコンハウス東映は「コントローラーにMarvell 88SE9128を搭載しているので、SATA 3.0でのRAIDを構築できます。それ以外にもIDEポートを使って古いHDDを有効活用できますし、1枚でサブドライブを何でもつなげられる便利さはけっこう魅力だと思いますよ」とプッシュしていた。
もう1つ、週末に話題を呼んだのが、プレクスターブランドで初となるSSD「M2S」シリーズだ。256Gバイトと128Gバイト、64Gバイトの3モデルがあり、価格は順に5万5000円強、3万円弱、1万7000円弱となる。SATA 3.0に対応しており、256Gバイトモデルはリード最大400Mバイト/秒、ライト最大300Mバイト/秒の速度が出るという。パソコンハウス東映は「ブランドはさておいて、貴重なSATA 3.0対応SSDが増えたという点で注目したいですね。キャッシュにもDDR3メモリを使っているようで、細部にもこだわっています」と話していた。
なお、製造元はフィリップスとライトオンの合弁会社で、「プレクスターのロゴを使う権利を得たということでしょう」(某ショップ)とのこと。
※記事初出時、SSD各モデルの価格表記に誤りがありました。おわびして訂正いたします。
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