アドバンスデザインとデータサルベージコーポレーションは3月14日から「現地・即日データ復旧サービス」を開始した。東北地方太平洋沖地震が原因でHDDにデータ障害が発生したデータストレージデバイスを、データサルベージコーポレーションの仙台営業所(仙台市若林区新寺1−3−19 仙台FLEX1ビル1階)に直接持ち込んだユーザーに対して、データ復旧作業を無償で即日行う。個人利用のクライアントPCのHDDだけでなく、サーバでRAID運用しているストレージデバイスにも対応する。
なお、仙台営業所で使用可能な設備でのデータ復旧作業となるため、データ障害の原因と程度によっては即日復旧ができない場合もある。その場合でも復旧可否の診断と判定は即日で行う。また、公的な「行政的な住民にかかわるデータなどの救出」を最優先にすると説明している。
あわせて、アドバンスデザインは、東北地方太平洋沖地震が原因で読み取り不能となったデータストレージデバイスのデータ復旧を2011年4月30日まで通常の半額で行う。
【3月17日追記】データサルベージコーポレーションではこのサービスに関する特設Webページを設けて、対応対象となる条件を説明している。
それによると、実施期間は3月14日から3月25日の予定で、状況により延長する。対象データの所有者と管理者については自治体、公共団体、学校法人、病院、企業などに限定。個人ユーザーはデータの重要度で判断するとしている。
無償対応の範囲は、復旧後に返却できるデータ容量が1Gバイト以下で、同社判断による障害レベルが軽度から中度に分類され(プラッタ表面に損傷がある場合は重度に分類される。詳しくは同社の説明を参照)、ヘッドなどの重要部品の交換作業を伴わない場合と明記されている。
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