ストレージ関連の注目株は、ウェスタンデジタルの3TバイトHDD「WD Cavier Green WD30EZRX」だ。SATA 3.0に対応し、Windows 7/Vista向けの仕様となっている。価格は1万5000円弱。ちなみに、同シリーズからは、昨年11月からSATA 2.0接続の3Tバイトモデル「WD30EZRS」が出回っている。登場時は2万5000円前後の価格が、現在は1万4000円弱まで下がってきている。
クレバリー1号店は「3TバイトHDDは、Sandy Bridgeなどの最新環境でマシンを組む人には、ある程度人気が浸透しています。WD30EZRXも初回から割と安いですし、定番製品になっていくでしょう。ただ、2TバイトまでのHDDとは違い、3Tバイトモデルは論理フォーマットの違いがあるので、今後プライスダウンが続いたからといって、すんなり2Tバイトから主力の座を奪うことにはならないと思います。お客さんの環境が整う時間が必要になるので、1年くらいは見ておいたほうがいいでしょう」と話していた。
なお、最近は2TバイトHDDが6000円台前半で売られることも珍しくなくなっている。同店は「なかには限定特価で6000円切りするショップもありますから。とりあえず2Tバイトあれば普通の用途なら十分過ぎるくらいなので、今後も人気は続くでしょう」と語った。
そのほかのジャンルで話題を集めていたのは、スマートフォン用アクセサリー「iControlPad」だ。iPhoneやBlackberry TouchなどのスマートフォンとBluetoothで接続するゲームパッドで、価格は9000円弱。
スマートフォン関連のアイテムがPCパーツショップに並ぶことは珍しくないが、予想以上の売れ行きに戸惑う店員さんもいる。「自作マシンと直接関係ないアイテムなので、なんでウチに入ってきたんだろうという思いはあります。まあ、Androidでも一部のアプリで使えるようですし、欲しい人は多いのかなと。PCパーツと一緒に買っていかれる方が多いので、いいんじゃないでしょうか……」と複雑な表情だった。
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