MacBook Air、Mac mini、Thunderbolt Display――アップル新製品説明会新モデルの特徴を解説(2/2 ページ)

» 2011年07月21日 18時37分 公開
[ITmedia]
前のページへ 1|2       

初めて外部GPUを搭載した「Mac mini」

Mac mini

 続いて新型「Mac mini」を見ていこう。ポイントは3つだ。2010年のモデルチェンジで変更した幅197ミリ×奥行き197ミリのアルミユニボディを引き継ぎつつ、MacBook Airと同様にSandy Bridge世代のシステムに刷新したのがまず1つ。これに応じて、上位モデルにMac miniで初めて外部GPU(AMD Radeon HD 6630M)を採用した。同社によればCPUとグラフィックスの両方で性能が最大2倍に向上したという。また、2011年に入ってから投入された他のMacと同じく、Thunderboltポートも搭載されている。

背面にギガビットLAN、FireWire 800、HDMI出力、Thunderbolt、USB 2.0×4、SDXC対応のSDメモリーカード、音声入出力が並ぶ

 その一方で、SuperDriveが省かれ、サーバモデルと共通のデザイン(本体前面にドライブのスリットを持たない)に改められた。MacBook Airと同じく、近くにあるPCの光学ドライブを無線経由で利用するDVD/CDの共有機能はあるものの、LionにあわせてソフトウェアのインストールはMac App Storeで、動画や音楽などのコンテンツはiTunes Storeでダウンロードさせたいという意図があるのかもしれない。

 なお、新型Mac miniは、ビデオ出力としてThunderbolt(最大2560×1600ドット)とHDMI(最大1920×1200ドット)を備えているが、AMD Radeon HD 6630Mを搭載する上位モデルは、デイジーチェーンで最大2台のApple Thunderbolt Displayに出力できる(mini DisplayPort接続の場合は1台まで)。

「Thunderbolt Display」はノート型Macのドッキングステーション

Thunderbolt Display

 世界初のThunderbolt接続ディスプレイである「Apple Thunderbolt Display」は、ノート型Macでの利用を想定して作られた「Chinema Display」と考えると分かりやすい。

 IPSパネルを採用するディスプレイ部のスペックは、視野角が水平/垂直178度、輝度375カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1000:1と、従来のChinema Displayと変わらないが、背面にレイアウトされたインタフェースは大きく異なる。新しいThunderbolt Displayには、3基のUSB 2.0に加えて、FireWire 800とギガビット対応LAN、そしてThunderbolt対応デバイスを最大5台までデイジーチェーンできるThunderboltポートが並んでいる。

 MacBook Airに搭載されていない有線LANや、ThunderboltケーブルにMacBook Pro/MacBook Airを充電できるMagSafe電源アダプタがついている点などを見ると、いかにもノート型Macのドッキングステーションという構成だ。モバイルノートPCを使っているユーザーの中には、自宅用と会社用に2つのACアダプタを持っている人がいるかもしれないが、会社のデスクにThunderbolt Displayが置いてあれば、広い画面で作業ができるだけでなく、MacBook Pro/MacBook AirのACアダプタを持ち運ぶ必要がなくなるのもちょっとうれしい。


 以上、OS X Lionとともに登場した新製品の特徴を見てきた。すでにアップルストア銀座では、MacBook AirとMac miniの店頭販売も開始されている。早速購入を考えている人は、会社や学校帰りに銀座に立ち寄って、OS X Lionをプリインストールした新型Macの操作感を体験してみてはいかがだろうか。

「MacBook Air」をApple Storeで購入する
8万4800円から購入可能になったスリムノート。

「Mac mini」をApple Storeで購入する
Lion搭載。価格は5万2800円〜。


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月10日 更新
  1. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  2. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  3. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  4. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  5. Apple Siliconはなぜ「オンデバイスAI」に強いのか? NVIDIA「RTX Spark」との比較で読み解くシリコン設計の哲学 (2026年06月08日)
  6. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  7. 高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず (2026年06月06日)
  8. 新GPU「RX 9070 GRE」搭載カード発売! 既存上位モデル「RX 9070 XT」との価格差に悩む声も (2026年06月08日)
  9. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  10. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー