ソニーらしさはAndroidタブレットでも健在か?――「Sony Tablet S」徹底検証:発売記念・特大レビュー(8/9 ページ)

» 2011年09月17日 19時00分 公開

AV機器との連携、リモコン機能も用意

「DLNA」はウィザード形式で簡単にセットアップできる

 そして4つめの特徴としてソニーが挙げているのが「テレビなどさまざまな機器との連携」だ。純正の「DLNA」アプリが用意され、ホームネットワーク上の音楽、写真、動画コンテンツをワイヤレスでSony Tablet Sからアクセスして再生できる(著作権保護されたコンテンツは再生不可)。

 また、DLNA、ミュージックプレーヤー、ビデオプレーヤー、ギャラリーといった純正アプリでは、Sony Tablet Sに保存された音楽、写真、動画コンテンツをホームネットワーク上のDLNA対応プレーヤー/テレビなどに配信できる「Throw」機能も持つ。各アプリにはThrowボタンが用意され、これをタップすると対応する機器のアイコンが表示されるので、送信したい機器にコンテンツのサムネイルをドラッグすれば、送信先の機器で再生できるといった仕組みだ。

 ただし、Video Unlimitedで購入したコンテンツや著作権保護されたコンテンツはThrowできない。別の機器で再生するには、USBケーブルでSony Tablet SとPCを接続し、Media Goでコンテンツをムーブ/コピーするという手がある。今後はDTCP-IPとより多彩な動画フォーマットへの対応を実現できれば、利用価値が大きく高まるはずだ。

AV機器の赤外線リモコンアプリも用意

 ほかの機器との連携については、リモコン機能を備えているのも面白い。ボディの厚みがある辺の中央に赤外線通信ポートが内蔵されており、さまざまなAV機器の赤外線リモコンを登録することで、Sony Tablet Sをリモコン代わりに使うことができる。

 ソニー以外のメーカーも含む主要なAV機器のリモコンコードがプリセットされており、ボタンをタップして操作するフルリモコン機能に加えて、フリックなどのタッチ操作に対応したジェスチャーリモコン機能も持つ。プリセットされているのはAV機器のリモコンコードで、家電には対応しないが、学習リモコン機能を活用すれば、対応するエアコンや部屋の照明までコントロールすることも可能だ。機器側の対応も必要だが、Sony Tablet Sが家庭内のAV機器から家電までコントロールできるリモコンとして使えれば、家庭内で手放せないツールになるだろう。

リモコン機能のセットアップ。「カテゴリー」から機器の種類を選び(画面=左)、「メーカー」で絞り込む(画面=中央)。音量やチャンネル変更をフリックやタップなどのジェスチャーで行える機能も持つ(画面=右)

 そのほか、対応するソニー製AV機器を無線LAN経由で操作できる「Media Remote」機能も備えている。

純正アクセサリはキーボードとクレードルに注目

 ソニーはSony Tablet本体と同時に多数の純正アクセサリも準備してきた。

 Pシリーズと共通のアクセサリとしては、Android専用のショートカットキーが付いたBluetoothキーボード(実売7000円前後)を2011年10月8日に発売する予定だ。

 Bluetoothキーボードを導入すれば、長文の入力が楽になり、ソフトウェアキーボードが画面半分を覆うことがなくなるので、画面を広く使える。Sony Tabletはかな入力に対応しないこともあり、英字プリントだけのシンプルなデザインだ。

Bluetoothキーボードは本体サイズが299(幅)×127(奥行き)×24.5(高さ)ミリ、重量が約410グラムとフットプリントが小さい(写真=左)。キーピッチは約19ミリ、キーストロークは約2ミリと余裕があるキーレイアウトだ。本体の背面に単三形乾電池2本を装着して使う仕組みで、電池のぶんだけ厚みがある(写真=中央/右)

 Sシリーズ専用アクセサリは、本体と同じ9月17日に発売された。

 2段階に角度調整が可能でSony Tablet Sをデジタルフォトフレームとして活用できるクレードル(実売4000円前後)、ACアダプタ(実売4000円前後)、液晶保護シート(実売2500円前後)、装着したままクレードルを利用できてスタンド代わりにもなるキャリングカバー(本革製が実売1万円前後、ファブリック製が実売6000円前後)、本革製キャリングケース(実売1万円前後)、デジタルカメラやストレージ接続用のUSBアダプタケーブル(実売1400円前後)を用意する。

クレードルに本体を装着すると、見た目がデジタルフォトフレームそのものになる(写真=左/中央)。Bluetoothキーボードと組み合わせると、コンパクトな液晶一体型PC感覚で長文入力もこなせる(写真=右)

クレードルのスタンドには2段階のチルト調整機能がある(写真=左/中央)。ACアダプタはクレードルに付属せず、本体付属のものを使うか、オプションのACアダプタを買い足して使う(写真=右)

キャリングカバーはファブリック製と本革製がある。写真はファブリック製で、カラーはブラウン(写真=左)だ。このほか、ブラックのカラーも用意している。カバー部はチルトスタンドとして利用できる(写真=中央)ほか、装着したままクレードルにセットすることも可能だ(写真=右)

こちらはスタンド機能などがないシンプルな本革製キャリングケース(写真=左/中央)。デジタルカメラやストレージ接続用のUSBアダプタケーブル(写真=右)

 Androidタブレットでは、なかなか気に入ったケースなどのオプションが見つからない場合もあるだろうが、Sony Tabletの場合、ソニーらしく純正品が充実しているのはうれしい。

iconicon

iconicon

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月26日 更新
  1. 実売3万9800円でノートPCを3画面化! ソースネクストのデュアル拡張ディスプレイ「DGP-DMD1401」を試す (2026年09月25日)
  2. AndroidとChromeOSが融合した次世代PC「Googlebook」の実機を見てきた ――AI統合で何が変わるのか? (2026年09月25日)
  3. 新型「Mac mini」「Mac Studio」徹底レビュー! ローカルAIはついに“実用域”へ エージェントAIに事務仕事を任せて分かった驚異の進化 (2026年09月22日)
  4. なぜ競技用ゲーミングPCは光らない? HPSC久木留所長とマウス軣社長が語るアスリート支援の未来 (2026年09月24日)
  5. 「これはわれわれにとってのTGSだ」 ロジクールGが年に一度の旗艦イベント「Logicool G PLAY Tokyo 2026」を開催 熱気あふれる会場を現地レポート (2026年09月25日)
  6. ロジクールGの新型マウス「PRO X3 SUPERSTRIKE」や8K対応キーボード「PRO X2 RAPID」を見てきた (2026年09月24日)
  7. 12インチ「Surface Pro」と13インチ「Surface Laptop」に個人向けの第2世代が登場 Snapdragon X2 Plus搭載でメモリは最大24GBに (2026年09月24日)
  8. 天空がCore Ultra 5を搭載した10.51型2in1ノート「TENKU Note Pro AI」を発売 (2026年09月24日)
  9. “Vision Pro級”のMR体験が約100gの軽量グラスで? 最新の「Meta VR Glasses」を試して分かった圧倒的な快適性 (2026年09月25日)
  10. “AIスマホ”としての個性がより鮮明に 望遠カメラ刷新&AI処理が飛躍した「Pixel 11 Pro」 の実力とベンチマーク結果を検証 (2026年09月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー