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» 2011年11月21日 11時00分 公開

古田雄介のアキバPickUp!:「3930Kのほうが入手困難です」――Sandy Bridge-Eデビュー直後の動向 (3/4)

[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

「Sandy Bridge-E世代は特に水冷人気が高まるでしょう」――インテル純正の水冷キットも登場

インテル「RTS2011LC」

 Sandy Bridge-Eは新規格のソケット「LGA 2011」を採用しているため、対応するアタッチメントを加えたCPUクーラーやアタッチメント単品の新製品も多数登場している。なかでも注目を集めているのは組み立て済みの水冷キットだ。先週はインテル純正のLGA 2011/1366/1156/1155用水冷キット「RTS2011LC」が店頭に並んだ。価格は7000円弱から9000円弱の間で、在庫は潤沢。

 RTS2011LCはポンプ搭載のCPUブロックと12センチファン搭載のラジエーターで構成されており、TDP(熱設計電力)が130ワットのCPUまで利用できる。Sandy Bridge-Eとセットで買っていくユーザーも多いとのことで、フェイス秋葉原本店は「CPUソケット上のエアフローによらず安定して冷やせるのがポイントです。また、インテル純正ということで、これまで水冷を敬遠していたユーザーにも訴求していけるモデルだと思います」と話していた。

 そのエアフローに関する部分に、X79マザーならではの問題がある。ドスパラ パーツ館は「これまでのコンシューマー向きと違って、X79マザーはCPUソケットの前後にメモリスロットを配置しています。CPUの前後についたてができたようなもので、風通しには従来より気をつかう必要があります。空冷の大型クーラーは最近サイドフロータイプが多いので、メモリによって基板付近の吸気と排気がじゃまされてしまうんですよ。かといって、トップフロー型はヒートシンクがCPUソケット周辺に広がるので、メモリと物理的に干渉する危険が増えます。ならは水冷キットだということで、CPUクーラーを一新する人が増えているようですね」と解説してくれた。

 ただし、「水冷キットは対象のパーツをピンポイントで冷やすので、CPUソケット回りのコンデンサなどの冷却を忘れないように注意したほうがいいですね。水冷キット導入にあわせて、ケースファンをカスタムしてマシン内のエアフローを再構築するという方もいらっしゃいます」(PC DIY SHOP FreeT)といった声もある。トータルの状態を把握する目が重要なのは普遍というわけだ。

ASRockのX79マザー「X79 Extreme4」(2万4000円前後)の基板。CPUソケットの前後にメモリスロットが並ぶ(写真=左)。LGA 2011対応の水冷キット。インテル純正品のほかに、コルセアの「CWC-H80」(1万3000円前後)や、サーマルティクの「Bigwater A80」(7000円前後)などがある(写真=中央)。サイズの水冷キット「APSALUS」シリーズのように、別売りのLGA2011用アタッチメント(1000円弱)で対応するパターンもある(写真=右)

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