NTTドコモは5月16日、クアッドコアプロセッサを搭載した富士通製の「Xi」対応Androidスマートフォン「ARROWS X F-10D」を発表した。2011年冬モデルの「ARROWS X LTE F-05D」を進化させた後継モデルで、OSはAndroid 4.0を搭載している。発売は7〜8月の予定。
チップセットは最大1.5GHz駆動のクアッドコアCPUを備えるNVIDIAの「Tegra 3」を採用した。従来のシングルコア/デュアルコアプロセッサよりも処理能力が高いのはもちろん、端末にかかる負荷に応じて動作させるコアの数を変更できるため、省電力性も向上。さらに、待機時やバックグラウンドでの通信時など、高い処理能力を必要としない画面で動作する5つ目の「コンパニオンコア」も備えている。
ディスプレイは4.6インチのHD(720×1280ピクセル)表示対応のTFT液晶を搭載。高音質エンジン「Dolby Mobile V3」も搭載し、美しい映像と迫力あるサウンドを体感できる。アウトカメラには、1310万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」を採用し、画像処理エンジン「Milbeaut Mobile」と組み合わせて、高感度・低ノイズな写真を撮影できる。
背面にはスマート指紋センサーがあり、指紋認証を使ったセキュリティ機能も利用可能。指紋センサーはロック画面を解除するスイッチにもなっており、端末を持ったまま人さし指で自然に操作できる。ディスプレイには、のぞき見を防止する「プライバシービュー」も備えた。また各種センサーを駆使したヒューマンセントリックエンジンも進化し、手に持っている状態なら画面をオンにし続ける「持ってる間ON」、環境光に合わせて液晶の色味を変える「インテリカラー」、周囲の騒音環境に合わせて通語音声を聞きやすくする技術、そして富士通スマホとして初の温湿度センサーも利用できる。
バッテリーは1800mAhと大容量なものを用意。富士通独自の「NX!エコ」などの節電アプリをプリセットしたほか、おくだけ充電と急速充電も行える。そのほか、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、防水(IPX5、8)・防塵(IP5X)など国内向けの機能や最新サービスにも対応した。
機種名 | ARROWS X F-10D |
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OS | Android 4.0 |
CPU | NVIDIA Tegra 3 AP33(1.5GHzクアッドコア) |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約67×135×11.8ミリ |
重さ | 約155グラム |
連続通話時間 | 約380分 |
連続待受時間 | 約620時間(LTE:250時間) |
バッテリー容量 | 1800mAh |
メインカメラ | 有効約1310万画素CMOS |
インカメラ | 有効約130万画素CMOS |
メモリ | ROM:16Gバイト、RAM:1Gバイト |
外部メモリ | microSDHC(最大32Gバイト) |
ディスプレイ | 約4.6インチHD(720×1280ピクセル)TFT液晶(1677万色) |
ボディカラー | Black、White、Blue |
主なサービス・機能 | Xi、FOMAハイスピード(下り最大7.2Mbps/上り最大5.7Mbps)、指紋センサー、おサイフケータイ、赤外線通信、Bluetooth(Ver 4.0)、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n)、テザリング(8台)、GSM、エリアメール、スマートフォンあんしん遠隔サポート、docomo Palette UI、dマーケット、DLNA、Micro SIM、ほか |
発売日 | 7〜8月発売予定 |
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