操作パネルの構成もEP-804Aからガラリと変わった。液晶モニタを従来の2.5型から3.5型に拡大するとともに、タッチパネル付きの液晶パネルを採用することで、EP-804Aに多数搭載されていたタッチセンサーのボタンを大幅に減らしている。
画面の大型化とタッチパネルの搭載に伴い、ユーザーインタフェースも変更され、アイコンはより大きく、見やすくなり、使い勝手がよくなった。1画面に表示される項目は減ったものの、従来はやや詰め込みすぎた感があったので、調度いいバランスになった印象だ。
ホーム画面は上下の2段に分かれており、利用頻度が高いと思われる「コピー」「写真の印刷」「スキャン」が上段に大きく表示され、そのほかのメニューが下段に小さく並ぶ。下段のメニューは左右のフリックで切り替わる仕様だ。
メニューの階層は深くなったものの、2011年モデルの目玉機能だった「先読みガイド」と「カンタンLEDナビ」が操作を支援してくれるので、迷うことなく扱えるだろう。スキャナに置いた原稿の取り忘れを通知するアラーム機能も健在だ。
スマートフォンに近い感覚でフリックとタップによる操作が行えるため、総じて作業に煩雑さはない。新たなターゲット層としているスマートフォンユーザーにもすんなりと受け入れられるだろう。操作パネルは最大90度までチルト角度を調整できるので、本体を設置する高さやユーザーの目線の高さに合わせて、見やすい角度で使える。
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