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約40%体積カットで“これなら置ける”A4複合機へ――エプソン「EP-805A」徹底検証スマホ/タブレット連携も大幅強化(3/6 ページ)

» 2012年12月29日 18時45分 公開
[榊信康(撮影:矢野渉),ITmedia]
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画面は大型化、タッチパネルも装備

3.5型と大きなカラー液晶モニタにはタッチパネルを採用し、指のタップやフリックで各種操作が可能になった。画面の左右にタッチセンサーのボタンがいくつか並んでおり、必要なときだけボタンが点灯するシンプルな操作パネルだ

 操作パネルの構成もEP-804Aからガラリと変わった。液晶モニタを従来の2.5型から3.5型に拡大するとともに、タッチパネル付きの液晶パネルを採用することで、EP-804Aに多数搭載されていたタッチセンサーのボタンを大幅に減らしている。

 画面の大型化とタッチパネルの搭載に伴い、ユーザーインタフェースも変更され、アイコンはより大きく、見やすくなり、使い勝手がよくなった。1画面に表示される項目は減ったものの、従来はやや詰め込みすぎた感があったので、調度いいバランスになった印象だ。

 ホーム画面は上下の2段に分かれており、利用頻度が高いと思われる「コピー」「写真の印刷」「スキャン」が上段に大きく表示され、そのほかのメニューが下段に小さく並ぶ。下段のメニューは左右のフリックで切り替わる仕様だ。

 メニューの階層は深くなったものの、2011年モデルの目玉機能だった「先読みガイド」と「カンタンLEDナビ」が操作を支援してくれるので、迷うことなく扱えるだろう。スキャナに置いた原稿の取り忘れを通知するアラーム機能も健在だ。

 スマートフォンに近い感覚でフリックとタップによる操作が行えるため、総じて作業に煩雑さはない。新たなターゲット層としているスマートフォンユーザーにもすんなりと受け入れられるだろう。操作パネルは最大90度までチルト角度を調整できるので、本体を設置する高さやユーザーの目線の高さに合わせて、見やすい角度で使える。

操作パネルのホーム画面は、上下の2段に分かれており、利用頻度が高いと思われる「コピー」「写真の印刷」「スキャン」が上段に大きく表示され、そのほかのメニューが下段に小さく並ぶ。下部のメニューはフリック操作で3画面にスクロールする

コピー機能のメニューはシンプルな画面構成で、各ボタンが大きくタッチしやすい(写真=左)。スキャンしたデータはPCを介さず、メモリカードへ保存したりクラウドサービスへアップロードできる(写真=中央)。無線LANの設定は、AOSS/WPSの簡単セットアップ機能に対応する(写真=右)

メモリカードからのダイレクトプリントでは、大きな画面に小さなサムネイルを敷き詰めて表示し、印刷する写真を選べる(写真=左)。画像補正の効果は「仕上がりView」機能で印刷前にプレビューできる(写真=中央)。液晶モニタを使ったスライドショーや、人物写真で小顔と美白の効果が得られる「ナチュラルフェイス印刷」にも対応する(写真=右)

写真を下絵にした「塗り絵印刷」(写真=左)、便せんやマス目が印刷できる「ノート罫線印刷」(写真=中央)、写真に手書きの文字やイラストを合成して印刷できる「手書き合成シート」(写真=右)といった機能も備えている

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